そもそも穂積は、セックスが巧いんだと、野田は思う。
穂積はいつも野田の悦い場所を間違うことなく見抜き、そしてそこを責め立てる。かと思えば静かに引いて、気が遠くなりそうな程に野田を焦れさせる。
穂積はいつも野田の悦い場所を間違うことなく見抜き、そしてそこを責め立てる。かと思えば静かに引いて、気が遠くなりそうな程に野田を焦れさせる。
――ピンポーン。
「誰かな」
――ガチャ。
「兄貴」
「歩。来てくれたんだ」
「うん。引越しおめでとう。……これ」
「ん? 何?」
「ワインと何か食べ物。今日の夜は食い物ないだろうからって。慎治さんが」
「そか……ありがとう。歩も食べてく?」
「ううん、慎治さん待ってるから」
「そっか。あ、穂積……」
「はい」
「弟の、歩」
「初めまして」
「来春からうち来るみたいだから」
「うち?」
「歩は土木専門なんだ」
「へえ……」
「俺、行くね」
「うん……巽さんにも、ありがとうって。言っといて」
「うん。……じゃあ」
(巽さん……慎治さん、っつってた? ゲイの弟。……まさか……)
「穂積、どうかした?」
「あ、いや、……なんでも」
←39(完)へ
←1から読む
弟の歩の話につきましてはこちら→歩×慎治(高校生×リーマン)→(大学生×リーマン)
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ホジュミン、ちょっと気付きはじめたの巻w
『ただ、それだけ。』長らくお付き合いありがとうございました(´Д⊂ヽ
明日から野田家崩壊第二段、息子の学のストーリー開始しますw
よろしければそちらもお付き合いいただけるとウレシスです(*´∀`)
「誰かな」
――ガチャ。
「兄貴」
「歩。来てくれたんだ」
「うん。引越しおめでとう。……これ」
「ん? 何?」
「ワインと何か食べ物。今日の夜は食い物ないだろうからって。慎治さんが」
「そか……ありがとう。歩も食べてく?」
「ううん、慎治さん待ってるから」
「そっか。あ、穂積……」
「はい」
「弟の、歩」
「初めまして」
「来春からうち来るみたいだから」
「うち?」
「歩は土木専門なんだ」
「へえ……」
「俺、行くね」
「うん……巽さんにも、ありがとうって。言っといて」
「うん。……じゃあ」
(巽さん……慎治さん、っつってた? ゲイの弟。……まさか……)
「穂積、どうかした?」
「あ、いや、……なんでも」
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『ただ、それだけ。』長らくお付き合いありがとうございました(´Д⊂ヽ
明日から野田家崩壊第二段、息子の学のストーリー開始しますw
よろしければそちらもお付き合いいただけるとウレシスです(*´∀`)
「野田さんの荷物、これで全部ですか?」
「ん、そう」
「じゃあこれで、全部ですね」
埃を払うように手を叩いて、穂積は部屋を見渡した。
数点の大きな家具と電化製品、あとは少しの段ボール箱。男二人で始める生活に必要な荷物はそう多くはなかった。
「ん、そう」
「じゃあこれで、全部ですね」
埃を払うように手を叩いて、穂積は部屋を見渡した。
数点の大きな家具と電化製品、あとは少しの段ボール箱。男二人で始める生活に必要な荷物はそう多くはなかった。
ただ、それだけ。(21) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。
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※18禁描写です。よろしくおながいいたします。
よろしければ↑と一緒にドゾー。
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※18禁描写です。よろしくおながいいたします。
ただ、それだけ。(20) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。
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※18禁描写です。よろしくおながいいたします。
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※18禁描写です。よろしくおながいいたします。
ただ、それだけ。(19) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。
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「じゃ、……、……」
野田の部屋の前。野田が今夜も穂積からの言葉を待つように、一言発したきりその動きを止めた。物欲しそうな瞳。この後の情事を期待して上気する頬。
四度の行為で充分過ぎる程知った。野田の身体は、いやらしい。きっと、自分相手じゃなくても野田はこうなっただろうと、穂積に思わせる程に。
よろしければ↑と一緒にドゾー。
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「じゃ、……、……」
野田の部屋の前。野田が今夜も穂積からの言葉を待つように、一言発したきりその動きを止めた。物欲しそうな瞳。この後の情事を期待して上気する頬。
四度の行為で充分過ぎる程知った。野田の身体は、いやらしい。きっと、自分相手じゃなくても野田はこうなっただろうと、穂積に思わせる程に。
ただ、それだけ。(18) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。
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「お疲れ様でした」
「うん、穂積もお疲れ。色々ありがとう」
労いの言葉に、野田が柔らかな笑みを穂積に返す。その表情を目に焼き付けるように、穂積はじっと野田に見入った。
野田と五度目になるこの店は相変わらずで、最後まで野田には不似合いだという穂積の印象は変わらなかった。野田にこの店への拘りがあるのかないのか、野田は結局他の店への興味を示さなかった。
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「お疲れ様でした」
「うん、穂積もお疲れ。色々ありがとう」
労いの言葉に、野田が柔らかな笑みを穂積に返す。その表情を目に焼き付けるように、穂積はじっと野田に見入った。
野田と五度目になるこの店は相変わらずで、最後まで野田には不似合いだという穂積の印象は変わらなかった。野田にこの店への拘りがあるのかないのか、野田は結局他の店への興味を示さなかった。