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穂積×野田(完結)(リーマン年下攻)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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 そもそも穂積は、セックスが巧いんだと、野田は思う。

 穂積はいつも野田の悦い場所を間違うことなく見抜き、そしてそこを責め立てる。かと思えば静かに引いて、気が遠くなりそうな程に野田を焦れさせる。


 ――ピンポーン。

「誰かな」

 ――ガチャ。

「兄貴」

「歩。来てくれたんだ」

「うん。引越しおめでとう。……これ」

「ん? 何?」

「ワインと何か食べ物。今日の夜は食い物ないだろうからって。慎治さんが」

「そか……ありがとう。歩も食べてく?」

「ううん、慎治さん待ってるから」

「そっか。あ、穂積……」

「はい」

「弟の、歩」

「初めまして」

「来春からうち来るみたいだから」

「うち?」

「歩は土木専門なんだ」

「へえ……」

「俺、行くね」

「うん……巽さんにも、ありがとうって。言っといて」

「うん。……じゃあ」

(巽さん……慎治さん、っつってた? ゲイの弟。……まさか……)

「穂積、どうかした?」

「あ、いや、……なんでも」





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弟の歩の話につきましてはこちら→歩×慎治(高校生×リーマン)→(大学生×リーマン)





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ホジュミン、ちょっと気付きはじめたの巻w
『ただ、それだけ。』長らくお付き合いありがとうございました(´Д⊂ヽ
明日から野田家崩壊第二段、息子の学のストーリー開始しますw
よろしければそちらもお付き合いいただけるとウレシスです(*´∀`)





「野田さんの荷物、これで全部ですか?」
「ん、そう」
「じゃあこれで、全部ですね」

 埃を払うように手を叩いて、穂積は部屋を見渡した。

 数点の大きな家具と電化製品、あとは少しの段ボール箱。男二人で始める生活に必要な荷物はそう多くはなかった。



ただ、それだけ。(21) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。


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※18禁描写です。よろしくおながいいたします。


ただ、それだけ。(20) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。


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※18禁描写です。よろしくおながいいたします。


ただ、それだけ。(19) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。


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「じゃ、……、……」

 野田の部屋の前。野田が今夜も穂積からの言葉を待つように、一言発したきりその動きを止めた。物欲しそうな瞳。この後の情事を期待して上気する頬。

 四度の行為で充分過ぎる程知った。野田の身体は、いやらしい。きっと、自分相手じゃなくても野田はこうなっただろうと、穂積に思わせる程に。

ただ、それだけ。(18) の穂積視点です。
よろしければ↑と一緒にドゾー。


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「お疲れ様でした」
「うん、穂積もお疲れ。色々ありがとう」

 労いの言葉に、野田が柔らかな笑みを穂積に返す。その表情を目に焼き付けるように、穂積はじっと野田に見入った。

 野田と五度目になるこの店は相変わらずで、最後まで野田には不似合いだという穂積の印象は変わらなかった。野田にこの店への拘りがあるのかないのか、野田は結局他の店への興味を示さなかった。


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