河辺尚大 :27歳。位織と7年のせふれ生活を経て、やっと恋人同士にw
竹内位織 :30歳。耐え忍ぶ愛人生活が長すぎて、未だに遠慮がちw
****************************************************
「位織さん、明日休みだろ?」
「ん……どしたの」
「行きてぇとこ、ある?」
「……?」
「ドライブ行こうよ。二人で行ったこと、ないっしょ」
「……、……」
「あんま気乗りしねぇ?」
「ちが……」
「んー……じゃ何?」
「何言えばいいのか……その、嬉しすぎて」
「位織さん……好きだよ。俺の恋人だってことに、早く慣れて」
「ん……、ぁ、……尚大、っ」
「続きしながら、行きたいとこ、一緒に考えよっか」
で、遠慮がちに位織がリクエストしたのは『ダム』っつうw
尚大×位織
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竹内位織 :30歳。耐え忍ぶ愛人生活が長すぎて、未だに遠慮がちw
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「位織さん、明日休みだろ?」
「ん……どしたの」
「行きてぇとこ、ある?」
「……?」
「ドライブ行こうよ。二人で行ったこと、ないっしょ」
「……、……」
「あんま気乗りしねぇ?」
「ちが……」
「んー……じゃ何?」
「何言えばいいのか……その、嬉しすぎて」
「位織さん……好きだよ。俺の恋人だってことに、早く慣れて」
「ん……、ぁ、……尚大、っ」
「続きしながら、行きたいとこ、一緒に考えよっか」
で、遠慮がちに位織がリクエストしたのは『ダム』っつうw
尚大×位織
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少しずつ流れる時も、振り返ればあっと言う間だったと、尚大との日々を数えて位織は僅かに遠くを見た。
「位織さん、一緒に行かねぇ?」
「……え?」
「ナツメに、紹介するよ」
行こうよ、と甘えるようなキスが額に落とされる。位織は幸福に目を細めた。
「位織さん、一緒に行かねぇ?」
「……え?」
「ナツメに、紹介するよ」
行こうよ、と甘えるようなキスが額に落とされる。位織は幸福に目を細めた。
「――随分長く、辛かったんじゃねぇの?」
「――え?」
箸で摘んだ生麩の田楽を口に運びながら、梁瀬が位織に聞いた。思いがけない問いに顔を上げると、梁瀬は小さく首を竦めた。
「ずっと、心配してたんだよ。特にここ数週間のお前、目に見えてやつれてってたし」
「梁瀬……」
「かと言ってお前、何も言わねぇし」
「……、……」
「――え?」
箸で摘んだ生麩の田楽を口に運びながら、梁瀬が位織に聞いた。思いがけない問いに顔を上げると、梁瀬は小さく首を竦めた。
「ずっと、心配してたんだよ。特にここ数週間のお前、目に見えてやつれてってたし」
「梁瀬……」
「かと言ってお前、何も言わねぇし」
「……、……」
翌日。
昼休憩の時刻になって、位織は梁瀬を食事に誘った。話があるのかと問われて頷いた位織に、梁瀬はそれなら、と個室で食事を取ることができる近くの日本料理屋に行こうと言った。
夜は接待にも使われるこの店だが、昼は格段に安価で昼膳を供し、かつ料理のレベルは夜同様のため、昼のこの時間帯は女性客も多く見受けられる。
昼休憩の時刻になって、位織は梁瀬を食事に誘った。話があるのかと問われて頷いた位織に、梁瀬はそれなら、と個室で食事を取ることができる近くの日本料理屋に行こうと言った。
夜は接待にも使われるこの店だが、昼は格段に安価で昼膳を供し、かつ料理のレベルは夜同様のため、昼のこの時間帯は女性客も多く見受けられる。
「位織さん、俺のこと……好き?」
「……、ん……」
もう、戻ることはできない。
身も心も、尚大に満たされることを知ってしまった今、もし以前の関係に戻りたいと言われたなら。
「……、ん……」
もう、戻ることはできない。
身も心も、尚大に満たされることを知ってしまった今、もし以前の関係に戻りたいと言われたなら。
ふと目覚めて、位織は辺りを見渡した。そこは見慣れた尚大の部屋。まだ夜が開けていないのか、部屋の中は薄暗い。カーテンから漏れ入る仄かな光も、人工的なそれは外灯の明かりだろう。