※性描写含みます。18禁でおながいします。
「口説くとか……そんな事しなくても俺はずっと、……大学ん頃から、享一の側がイイと思い続けてきたよ」
享一の頬を両手で包み、親指で頬骨を辿るように撫でる。
「ヤろう、って言われて拒んだ事ないのは、相手がお前だからだ」
享一の鼻先にも、顎先にもキスを落としながら享一を引き寄せる。泰司のシートに腕を乗せ、享一が泰司の唇を求めてきた。
「口説くとか……そんな事しなくても俺はずっと、……大学ん頃から、享一の側がイイと思い続けてきたよ」
享一の頬を両手で包み、親指で頬骨を辿るように撫でる。
「ヤろう、って言われて拒んだ事ないのは、相手がお前だからだ」
享一の鼻先にも、顎先にもキスを落としながら享一を引き寄せる。泰司のシートに腕を乗せ、享一が泰司の唇を求めてきた。
享一の背の高いRV車に乗って、二人は夜のドライブに出掛けた。行き先は聞かされていない。
享一の運転には、急発進、急ブレーキはまずない。かと言って気付いたら結構なスピードが出ていたりする。そんな享一を、泰司は大人な運転をする、と思っていた。穏やかなようで、熱い。それは享一そのものな気がして、そんな所にまで惹かれている泰司がいた。
享一の運転には、急発進、急ブレーキはまずない。かと言って気付いたら結構なスピードが出ていたりする。そんな享一を、泰司は大人な運転をする、と思っていた。穏やかなようで、熱い。それは享一そのものな気がして、そんな所にまで惹かれている泰司がいた。
二人で部屋に入ると、享一に両肩を掴まれた。壁に押し付けられ、荒々しく唇を塞がれる。
「っ……、ん……」
舌をきつく吸い上げられ、痛い程に歯を立てられた。それでも享一の舌は、泰司の身体を熱くする。痛みしか与えられない享一の口内で、享一の舌を求めて切なく心が震え、鼻からは甘い声が漏れた。
「っ……、ん……」
舌をきつく吸い上げられ、痛い程に歯を立てられた。それでも享一の舌は、泰司の身体を熱くする。痛みしか与えられない享一の口内で、享一の舌を求めて切なく心が震え、鼻からは甘い声が漏れた。
「じゃあ、また」
送ると言うので、結局マンションまで山井と一緒に帰って来てしまった。エントランスで別れようとすると、山井が泰司の腕を掴んでそれを引き止めた。
「入沢さん、さっきの話、まだ終わってないんすけど」
「……え?」
「一緒に住んでる人は、入沢さんの恋人ですか?」
「あ。ええと……」
享一からの電話でうまく紛れたかと思っていたが、失敗に終わったようだ。再び答えに窮していると、両腕を掴まれそのまま壁に背を押し付けられた。
送ると言うので、結局マンションまで山井と一緒に帰って来てしまった。エントランスで別れようとすると、山井が泰司の腕を掴んでそれを引き止めた。
「入沢さん、さっきの話、まだ終わってないんすけど」
「……え?」
「一緒に住んでる人は、入沢さんの恋人ですか?」
「あ。ええと……」
享一からの電話でうまく紛れたかと思っていたが、失敗に終わったようだ。再び答えに窮していると、両腕を掴まれそのまま壁に背を押し付けられた。
その時、テーブルの上に置いてあった泰司の携帯が震えて、着信音と共にテーブルに細かい振動音を響かせた。享一からの電話だった。山井からの質問にどう答えるか困っていた泰司はそのタイミングの良さにほっとすると同時に享一の勘のようなものを感じてどきりとする。ちょいごめん、と山井に一言謝って、享一に助けを求めるようにその場で携帯を開いた。