『ただ、それだけ。』(26)~(28)の歩×慎治サイドです。
↑よろしければこちらもあわせてドゾー。
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「兄貴、謝ってた。ごめんね慎治さん……兄貴を、怒らないでやってね」
「歩……」
「悪いのは、コドモだった俺だから。兄貴が慎治さんにそう言ったのはきっと、慎治さんが男だったからじゃねぇよ。きっとあの時俺が付き合ってたのが慎治さんじゃなくても。相手が女の子でも、同い年でも、兄貴は俺と別れるように言ったと思う」
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「兄貴、謝ってた。ごめんね慎治さん……兄貴を、怒らないでやってね」
「歩……」
「悪いのは、コドモだった俺だから。兄貴が慎治さんにそう言ったのはきっと、慎治さんが男だったからじゃねぇよ。きっとあの時俺が付き合ってたのが慎治さんじゃなくても。相手が女の子でも、同い年でも、兄貴は俺と別れるように言ったと思う」
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「――兄貴、離婚したって」
歩がぼそりと、呟くように言った。
「……え」
驚いて振り返ろうとすると、歩に強く抱き締められた。
「兄貴に、好きな人ができたからって」
歩の兄に、好きな人。
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「――兄貴、離婚したって」
歩がぼそりと、呟くように言った。
「……え」
驚いて振り返ろうとすると、歩に強く抱き締められた。
「兄貴に、好きな人ができたからって」
歩の兄に、好きな人。
『ただ、それだけ。』(26)~(28)の歩×慎治サイドです。
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じりじりと時間を過ごす。形ばかりと分かっていながら本に目を向けてみたが、内容は全く頭に入ってこない。
同じページを三度読み返した時、玄関の鍵が開く音がした。飛んで出迎えに行きたい衝動を抑えて、慎治は読んでいた本を閉じた。
↑よろしければこちらもあわせてドゾー。
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じりじりと時間を過ごす。形ばかりと分かっていながら本に目を向けてみたが、内容は全く頭に入ってこない。
同じページを三度読み返した時、玄関の鍵が開く音がした。飛んで出迎えに行きたい衝動を抑えて、慎治は読んでいた本を閉じた。
穂積洸介:28歳タチ・目下妻子アリ(と思い込んでる)男性に片思い(と思い込んでる)爆進中
巽慎治 :33歳元タチ・十歳年下の恋人とラブラブ同棲中
「あ、慎治さん。久し振りです」
「おー、穂積。マジ久々。横座る? お前どうしてんだよ。最近は良い恋愛してんの?」
「それはそれは仕事が手に付かないくらいの恋しちゃってますよ。慎治さんは相変わらず満たされてるっぽいすね」
「まぁ俺の方はいんだよ。マジ相変わらずだし。何お前、やっと本命と相思相愛?」
「いやそれが……。相手、妻子持ちなんで」
「は? 相変わらずだな。そのノンケ好きなんとかなんねーのかよ」
「人聞き悪い事言わないで下さいよ。『好きになった人がたまたまノンケだった率が高い』だけすよ」
「あーそかそか、分ぁった分ぁった」
「ホントっすよ? 俺は彼がノンケだから好きな訳じゃないすから」
「だから分ぁったって。で? また指咥えて見てるだけ?」
「いや、今回は……本懐は遂げましたよ。それが……それが凄くて……」
「あー? 素質アリなんじゃねーの?」
「かも知んねぇす。俺が初めてなのは確かっぽいすけど。弟がゲイだっつってたんで、受け入れやすかったのかも知れないすね」
「へえ……。身内だと理解されなきゃあとは嫌悪だから、その人の弟は理解されてんだろな」
「んー……そすかね」
「まあ……妻子アリだってんなら、程々にな。でないと痛い目見るかも知んねーよ」
「……そすねぇ……あ゛ー……」
「まぁまぁ。今日は俺が奢ってやるから。元気出せって。な?」
「うぅ……あざっす……」
「穂積お前……とりあえず鼻血拭けw」
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二人実は知り合いだった、とかだとオモロすなぁ
とか思い出したらこんな会話もしたんじゃないかなームハー、とか脳内垂れ流しす(*´∀`)
タイトルはらもリスペクトw
穂積洸介につきましてはこちら→ただ、それだけ。
巽慎治につきましてはこちら→歩×慎治
巽慎治 :33歳元タチ・十歳年下の恋人とラブラブ同棲中
「あ、慎治さん。久し振りです」
「おー、穂積。マジ久々。横座る? お前どうしてんだよ。最近は良い恋愛してんの?」
「それはそれは仕事が手に付かないくらいの恋しちゃってますよ。慎治さんは相変わらず満たされてるっぽいすね」
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「人聞き悪い事言わないで下さいよ。『好きになった人がたまたまノンケだった率が高い』だけすよ」
「あーそかそか、分ぁった分ぁった」
「ホントっすよ? 俺は彼がノンケだから好きな訳じゃないすから」
「だから分ぁったって。で? また指咥えて見てるだけ?」
「いや、今回は……本懐は遂げましたよ。それが……それが凄くて……」
「あー? 素質アリなんじゃねーの?」
「かも知んねぇす。俺が初めてなのは確かっぽいすけど。弟がゲイだっつってたんで、受け入れやすかったのかも知れないすね」
「へえ……。身内だと理解されなきゃあとは嫌悪だから、その人の弟は理解されてんだろな」
「んー……そすかね」
「まあ……妻子アリだってんなら、程々にな。でないと痛い目見るかも知んねーよ」
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『ただ、それだけ。』(26)~(28)の歩×慎治サイドです。
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さっきから何度時計を見たか分からない。いつもなら何かを読んでいればとりあえず落ち着いていられる慎治がまた、枕元の時計を掴んで時刻を確かめた。正確さが売りの電波時計のディスプレイは21:58を表示していた。
「……まーだ十時かよ」
どんな電波受信してやがんだ、とその黒い卵型のフォルムを色んな角度から眺めて掌の中で弄ぶ。帰って来てすぐスーツを脱ぎ、下着のままベッドに寝転がったのが九時半頃。まだ三十分しか経っていない。
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さっきから何度時計を見たか分からない。いつもなら何かを読んでいればとりあえず落ち着いていられる慎治がまた、枕元の時計を掴んで時刻を確かめた。正確さが売りの電波時計のディスプレイは21:58を表示していた。
「……まーだ十時かよ」
どんな電波受信してやがんだ、とその黒い卵型のフォルムを色んな角度から眺めて掌の中で弄ぶ。帰って来てすぐスーツを脱ぎ、下着のままベッドに寝転がったのが九時半頃。まだ三十分しか経っていない。
「兄貴の好きな人って、どんな人?」
「――え」
「付き合ってんだろ?」
「いや……」
「……その人に兄貴の気持ちは……?」
「言ってない」
「向こうからは?」
「……いや、具体的には何も言われてない」
「……」
「優子と別れてすぐだし、もっと落ち着いたら、どうするか考えるよ」
「――兄貴」
「……ん?」
「兄貴はずっと、俺の事ばっか考えてきてくれたけど」
「それは……ほんとにお前が大事だから」
「……うん。分かってる。でもそろそろ、兄貴自身のために行動しても良いよ。俺なら大丈夫だから」
「……そ、だな」
「俺は、てか俺も。いつでも兄貴の幸せが一番だと、思ってるよ」
「歩……」
「……ん」
「……お前。……そんなにたくさん喋る事、できたんだな」
「……慎治さんの影響かなw」
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「……」
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「――兄貴」
「……ん?」
「兄貴はずっと、俺の事ばっか考えてきてくれたけど」
「それは……ほんとにお前が大事だから」
「……うん。分かってる。でもそろそろ、兄貴自身のために行動しても良いよ。俺なら大丈夫だから」
「……そ、だな」
「俺は、てか俺も。いつでも兄貴の幸せが一番だと、思ってるよ」
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「歩」
グラスに残ったビールを空け、唇を舐めた。
「人を好きになるってこう言う事なんだな。初めて知ったよ。お前は……高校生の頃にはもうとっくに、こんな気持ちを知ってたんだな……」
『慎治さんは、俺の命だ』
きっぱりと言い切った、歩の言葉が思い出される。自分もそんな風に穂積の事を言い切れる日が来るんだろうか。
グラスに残ったビールを空け、唇を舐めた。
「人を好きになるってこう言う事なんだな。初めて知ったよ。お前は……高校生の頃にはもうとっくに、こんな気持ちを知ってたんだな……」
『慎治さんは、俺の命だ』
きっぱりと言い切った、歩の言葉が思い出される。自分もそんな風に穂積の事を言い切れる日が来るんだろうか。
暫く他愛もない会話を交わし、頼んだものが運ばれてきた事でその会話が途切れた。ポークチャップの最初の数切れを口に運び、野田は箸を置いた。
「歩あのな」
「?」
歩は小さい頃から好物の海老フライを食べながら、野田を見た。歩の口元からサクサクと、小気味良い音が小さく聞こえてくる。
「歩あのな」
「?」
歩は小さい頃から好物の海老フライを食べながら、野田を見た。歩の口元からサクサクと、小気味良い音が小さく聞こえてくる。
十五席程で埋まってしまうカウンターのみの小さい洋食屋。その店の一番端の椅子に座って、野田は弟を待っていた。野田が子供の頃から家族でよく来たこの店も、今となっては予約なしでは座れない程にその味が広く知れ渡ってしまった。
カウンターの中では、コック帽を被った主人とそれを手伝う妻が忙しそうに動いている。野田が小さい頃から変わらず仲の良さそうな夫婦。子供の頃、オムレツを作る主人の手際に何度魅入ったか分からない。少し老けた二人のその表情には、変わらない幸せが滲んで見えた。
カウンターの中では、コック帽を被った主人とそれを手伝う妻が忙しそうに動いている。野田が小さい頃から変わらず仲の良さそうな夫婦。子供の頃、オムレツを作る主人の手際に何度魅入ったか分からない。少し老けた二人のその表情には、変わらない幸せが滲んで見えた。
「ほんであいつ、俺らの事知ってんの?」
「イテテテ、や、言うてへんけど……あ」
「なんやねん」
「いやあいつ男と経験ある言うから男同士で入れるラブホ教えてくれ、って……」
「ほんでワザワザ地元から俺来る言うたら男の恋人が来る言うてるようなモンやないか」
「まあそうやな……」
「イテテテ、や、言うてへんけど……あ」
「なんやねん」
「いやあいつ男と経験ある言うから男同士で入れるラブホ教えてくれ、って……」
「ほんでワザワザ地元から俺来る言うたら男の恋人が来る言うてるようなモンやないか」
「まあそうやな……」
あれから優子とは、たくさん話をした。優子は覚悟はできていたから、と笑っていたが、周囲の理解を得るには困難を伴った。それでもようやく優子は野田の近くのマンションに、子供達と、一緒に住む事を約束していた女性と共に住む事を決めた。
細い裏道をいくつも曲がって、木戸に手を引かれてやってきたのはラブホテルだった。
「ちょ、木戸……」
怯む太一にええから来い、と有無を言わさず連れられて、一室に入るとすぐスプリングのよく効いた大きなベッドに押し倒された。更にスプリングで跳ねる太一の身体の上に、木戸が覆い被さった。抱き締められ、四肢の自由が奪われる。
「ちょ、木戸……」
怯む太一にええから来い、と有無を言わさず連れられて、一室に入るとすぐスプリングのよく効いた大きなベッドに押し倒された。更にスプリングで跳ねる太一の身体の上に、木戸が覆い被さった。抱き締められ、四肢の自由が奪われる。
「太一クンは、どこ勤め?」
「え、俺?」
「法律事務所」
中野を睨み付ける木戸の視線もモノともしない様子で、中野は話題を変えた。急に別の話を振られて慌てる太一を庇うように木戸が中野の問いに答えた。
「え、俺?」
「法律事務所」
中野を睨み付ける木戸の視線もモノともしない様子で、中野は話題を変えた。急に別の話を振られて慌てる太一を庇うように木戸が中野の問いに答えた。
「慎治さん、なんで今までずっとウシロ使ってなかったの?」
「んー……俺はなぁ。自分が気持ちイイより相手が気持ち良さそうにしてるのを見るのが好きなんだよな。だから」
「ふーん……」
「でも……お前が俺に挿れて、んなキモチ良さそにしてるなら、これでもイイかな、って……思ってるよ」
「慎治さん……。好きだよ、慎治さん。……慎治さんは?」
「お前な……。ホントはこゆの俺のガラじゃねんだって」
「慎治さんは好きな人に好きだって言える事がどんだけ幸せなコトか分かんねぇからんなコト言えんだよ」
「分かんねぇワケねーだろ」
「…………そか」
「分かんねぇワケ……ねぇだろ」
「……うん。ごめん」
歩、慎チンにオコラリタw
若干浅はかな台詞を吐いた歩高2。慎治27歳。
スパコミ合わせ本に慎治の高校時代の話、
書けたらイイ……なぁ……とか……思って……(バタ)
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歩×慎治(高校生×リーマン)→(大学生×リーマン)
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「んー……俺はなぁ。自分が気持ちイイより相手が気持ち良さそうにしてるのを見るのが好きなんだよな。だから」
「ふーん……」
「でも……お前が俺に挿れて、んなキモチ良さそにしてるなら、これでもイイかな、って……思ってるよ」
「慎治さん……。好きだよ、慎治さん。……慎治さんは?」
「お前な……。ホントはこゆの俺のガラじゃねんだって」
「慎治さんは好きな人に好きだって言える事がどんだけ幸せなコトか分かんねぇからんなコト言えんだよ」
「分かんねぇワケねーだろ」
「…………そか」
「分かんねぇワケ……ねぇだろ」
「……うん。ごめん」
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翌日は出張先からそのまま社に出向き、結局遅い帰宅となってしまった。野田が関わるプロジェクトは既に別件が動いている。次は近県のダムの建設工事で、穂積とは関係ない公共事業だった。こんな工事でも穂積は自分の設計が好きだと言ってくれるんだろうか、などとミーティング中野田は、ぼんやり穂積を想った。
※18禁描写です。よろしくおながいいたします。
「穂積……」
――早く、欲しい。
穂積を見上げ、懇願するように穂積のベルトに手を掛けた。もたつく手でそれを緩め、スラックスの前を寛げる。それを黙って見下ろしていた穂積が、自らの上着を脱ぎ捨て、野田の上着も襟首を掴んで野田から剥ぐようにしてそれを脱がせた。
「穂積……」
――早く、欲しい。
穂積を見上げ、懇願するように穂積のベルトに手を掛けた。もたつく手でそれを緩め、スラックスの前を寛げる。それを黙って見下ろしていた穂積が、自らの上着を脱ぎ捨て、野田の上着も襟首を掴んで野田から剥ぐようにしてそれを脱がせた。
「じゃ、……、……」
ホテルの自室前。今夜もまた、野田は無言で穂積の言葉を待った。
「――野田さん、……」
このあとの官能を期待する身体が、穂積に己の名を呼ばれただけでびく、と強張り反応する。
ホテルの自室前。今夜もまた、野田は無言で穂積の言葉を待った。
「――野田さん、……」
このあとの官能を期待する身体が、穂積に己の名を呼ばれただけでびく、と強張り反応する。
「お疲れー」
「ほんっまお疲れー」
「すっごかったな……」
「ほんっま凄かった……」
「ホールにあんだけしかおらんのに100万超えはないやろ」
「ほんま限界超えたっちゅーねん」
「まぁでも大入りも出たし、ビールももろたし」
「テンション上がりすぎて寝れそうにないわ俺」
「んー俺もー」
「もうちょいビール買い足して、お前んちで慰労会やろ?」
「いろーかい?」
「今日の働きを労いあうんやんけ」
「ねぎらい?」
「そうや」
「きらい?」
「ちゃうわ、アホ」
「じゃあなんやねん」
「なんやて、……好きや」
「……。ほなやろか、エロー会」
「おう、……?(分かってんのか誘ってんのか無意識なのか……?)」
「テンションも振り切ってる事やしな(ニヤ)」
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夏のサワヤカなSSを、とリク頂いたaiさんへ……!!!
ぜ……全然サワヤカじゃないですねすいません;;;;
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私が管理人させていただいとります妄想トラコミュに参加☆
妄想駆り立てられる作品揃いです。
ぜひ皆様も行ってみてくださいv
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あれから二度、野田は穂積と出張を共にした。その度野田は無言で穂積を誘い、穂積から声を掛けるよう仕向けた。そうやって全ての責任を穂積に託し、自分は被害者のような顔をして穂積に抱かれた。二人の関係を決定付ける核心を突く言葉が交わされる事は一切なく、穂積との関係も、野田を取り巻く状況も、一度目の行為から何も変わってはいなかった。
脱いだスラックスを穿いて、ネクタイを締め直した慎治さんは、もういつもの仕事モードだった。さっきまで俺に挿れられてエロい顔で喘いでたなんて、微塵も感じさせない。きっと俺は、慎治さんのそんな所も好きなんだ。それなのに慎治さんみたいな大人になりたい、と慎治さんに言ったらやめとけ、と言われた。