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雨がやんだら(9)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※性描写アリです。18禁でお願いします。

「なんか……柔らかくなってきた」

 ココ、とその場所を知らせるために歩が指をぐい、と回す。素で投げかけられた言葉に、思わず顔が熱くなる。

「おま……っ、うっせぇよ……。挿れるならも……挿れろ……っ」

 慎治の言葉を受けて、歩が無言で慎治から指を引き抜いた。拡げられていた入り口が不意に収縮して背筋に震えが走る。襞が閉じ切らないうちに、何の前置きもなく熱い質量に突き上げられた。

「ぅぁっ、せ……めて挿れます、くらい言えねーのかよ……っ」

 身体の芯に届くんじゃないかと感じるくらい、奥まで拓かれる。真っ直ぐに荒々しく貫かれた部分を端に、痛みで全身が燃えるように熱くなる。強張る身体を解そうと、深く呼吸する。間を置かず歩が抽送を始めた。緩やかに始まったそれは、すぐにその振幅が大きくなった。苦痛から逃れようと、無意識に腕が前へ伸びる。けれども腰を掴む歩の手がそれを許さない。

「あぁ……スゲ……」

 背後から吐息混じりの歩の声が耳に届く。その声が慎治の胸まで伝わって心臓がぎゅ、と縮んだ。

 ――あーもー俺……、……。

 その先は、まだ考えたくはなかった。きっと、いつもの単なる庇護欲。――ほら、俺ってさ、面倒見イイじゃん?

 慎治の中の質量が一段と増した。内側から身体が圧迫されて、ぐ、と喉の奥が鳴る。

「っぁ……も……」

 歩が余裕のない声を漏らす。慎治を掴む歩の指先が痛い程身体に食い込む。射精を来したのか歩の動きが早くなった。

「い……から、も……イけって……」

 打ち付けられる度身体が軋む。慎治は歩の左手に、己の左手を重ねた。

「……っは、……んっ……っ!」

 ずん、と大きく一突きされ、中で歩が弾けた。余韻に震え、最後まで吐き出す。歩が出し切るまでじっと待ってから、重ねていた手でぽんぽん、と歩の手を叩き、慎治は大きく息を吐き脱力しながらソファに上体を落とした。


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コメント
オツカレー!
たったたタオルでも濡らして持ってこようか?

保護欲、庇護欲を掻き立てられましたか(´ー`)
そうかそうか。
慎治サン、心臓がぎゅっとなることを、
人はみな『胸キュン』と呼ぶんですよ。

\(´∀`)/ 渉、飛び込んで来い!!
…慎治サンの胸に…
2007/11/14(水) 00:57 | URL | ハナ #ZJmJft5I[ 編集]
ニャハハ
今日はあんま早起きできなくて
朝にレスできなかったスンマセン☆

慎治タン我慢強すwwwww
胸キュンが分からないなんて
なんか慎治は恋をしたことない人のようですね
私は方々で萌えを拾っては
キュンキュンキュンキュン
胸に子犬が住んでるかのよう…wwwww
タオルは次回に渡してやってくださいハナさん……wwwww
2007/11/14(水) 12:59 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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