2ntブログ

2008年09月

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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「歩、着替え」

「ありがと。……二人、どうだった?」

「どうもこうも。じゃれ疲れた子犬みてぇに寝てたよ。デコくっつけてな」

「そっか。……良かった」

「気になるならお前も見て来いよ。ハルカ、スゲェ幸せそうな顔して寝てっから」

「俺はいいよ。慎治さんの話で充分」

「あいつらには幸せになってもらわねぇとな」

「……うん」

「心配のあまりまたお前がどんな行動に出るか分かんねぇし」

「……そこなんだ」

「たり前だろ。まずはお前の心身の平安が一番だからな」

「……そっか」

「じゃ行って来る」

「うん、行ってらっしゃい。慎治さん、……愛してる」

「ん……俺も。愛してるよ」






寝室にクローゼットがあるので
仕事にイく慎はやむなく寝室に入りますたw(もつろん偵察も兼ねてw)
歩の着替えも一緒に取ってきてやりますた(*´∀`)
寝姿見るのも遠慮した歩なのに二人のエチを目撃してしまいますwwwwwwww







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「――え、先生?」

「あ゛」

「先生、こんなトコで逢えると思ってなかったです……!」

「それは俺も同感だけどお前今の『会う』の漢字、『逢う』だろっ、うわ触んなっ」

「もちろんですっ! 俺今運命感じてますから」

「お前俺のあと付けて来たとかじゃねぇだろなっ、おいっ、こらやめろっ(ゲシ)」

「あと付けたくても先生すぐ俺の事まいちゃうじゃないですか……。でも先生、ここにいるって事は俺でも良いって事すよね?」

「ヤったらあとが凄ぇヤバそうだからお前とだけはぜってぇヤだ。とっとと向こう行きやがれこのバカ」

「大丈夫です先生、俺病気持ってないすから」

「そんな話今してねぇだろ」

「ゴムもちゃんと着けますからっ……!」

「うっせー俺に手ぇ出そうなんて生意気な事は免許取ってから言えこの××××」

「……はい!! 俺頑張りますっ!」

(し……しまった?)





於:どっかテンバ\(^o^)/
ドM電波攻めタンはまだまだ免許は取れそうにありませんwwwwww

関連:『教習所にて。SafetyMission(じゃなくて) 』





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※15禁的描写入りますた。よろすくおながいします。




「その度寂しそうに笑うお前見て、俺どっかで安心してたみてぇ。――ハルカは俺とヤりてぇんだって」
「……サトル」
「俺の事、好きだろハルカ?」
「……、……うん」
「あんなやり方でしかお前の気持ち確かめらんなくてごめん」
「……ん、……うん、うん」
「いつも側にいるからそれが当たり前と思ってた」

 寝室は寝乱れた様子はなく、シーツはピンと張られていた。恐らく歩より後に来た慎治が部屋を出る前にシーツを正して来たんだろう。部屋の間接照明が点いている事から、つい今しがたまであの二人がここにいたんだろうという事は窺えた。

「ほら、お前これ被れ」

 銀色の半ヘルを半強制的に頭にぼふりと被された。

「でもお前の分……」
「今来た道、ケーサツいなかったし。同じ道戻るだけだから」

 大丈夫、と学はベスパのエンジンを掛けた。


「ハルカ、帰っぞ」

 学が悠の手を取った。

「でも俺……」

 たった今、倉本のものになる決意を倉本に伝えた覚悟が、学に触れられたこの手だけで揺らぎそうになる。その手から逃れようと手を引くと、より強い力で握られた。

「……出とけば?」

 困ったように倉本を見上げる悠に、倉本はごく穏やかな口調で悠を促した。悠は携帯を開いて、通話ボタンを押した。

『ハルカ? 俺』
「……ん」
『お前今どこ?』
「……、……修至さんち」
『今からそっち行くから。そいつとヤんなよ。場所どこ?』
「……、……ぁ」
「小出の交差点のセブン入ってるマンションの五階だよ」

 携帯から漏れる会話を聞いた倉本が悠の手ごと携帯を取り、場所を言い渋る悠に代わって学に答えた。

「なぁ歩」

「?」

「そろそろ籍入れねぇ?」

「んー……そだね」

「お前は全然名前とか、今までどおりでやればイイし、もう一緒に住んで長ぇし表面上変わる事は何もねんだけど」

「うん」

「俺に何かあった時俺のものはやっぱお前に全部引き受けてもらいてぇから」

「――うん」

「できればなぁ、俺がお前を看取ってやりてんだけど」

「うん、そうしてよ慎治さん。俺より先に、死んじゃやだからね」





あゆしんまとめページ↓
歩×慎治(高校生×リーマン)→(大学生×リーマン)




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歩50歳慎治59歳くらい?wwwwwwwww敬老の日に思うwwwwwwwww
この頃にはこの国も同性婚が認められてれば(・∀・)イイ!!

ちなみに慎治は50歳で百貨店を退職、
その後は経営コンサルタント的な仕事をまったりと
悠の店は慎治が手がけたり悠の店の設計は歩がやってたり(*´∀`)
慎治の跡は学が継ぐ予定だったりw(ただ今どっか企業にて修行中w)

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 倉本は悠に言葉を促す事もなく、ただ黙って悠を見詰めていた。悠はソーダ水を一口、口に含めた。砂糖の入っていないそれは、口のなかでじゅわ、と弾け、微かな辛味を残して悠の喉を通っていった。

「修至さん、俺……」
「……ん」
「修至さんさえ良ければ、俺も一緒に、京都に連れてって欲しい」
「ハルカ……」
「ああえと、高校卒業してからになるから、少し先だけど」
「ハルカ」

 倉本の手が伸びてきた。腕を掴まれ、引き寄せられる。気が付くと、倉本の腕の中だった。

「ありがとうございました」

 午後十一時を少し過ぎ、最後の客を一礼と共に見送った悠は、閉店準備に取り掛かった。

 椅子を一つ逆さに向ける度、緊張が高まってゆく。今日初めて悠の方から、倉本にこの閉店準備を申し出た。それは即ち悠自ら倉本の部屋へ行きたいと申し出たに等しい。

 全ての椅子を上げ終えて、着替えを済ませた悠はいつものように一日の売上をノートパソコンに打ち込む倉本の傍らに立った。

「俺行くね」

 身体を離した学が、歩を見た。その強い目に、安堵する。歩は小さく頷いた。

 じゃね、と立ち上がった学は、見送ろうとする歩を置いて一人玄関へ向かった。

 ドアの閉まる音が静かに響くと、歩は全身から力が抜けたようにどさりとソファに腰を下ろした。

「……緊張した……」

 大きく息をついて、天井を仰ぐ。


 確かに惹かれ合っている、愛しくて可愛い二人を。在るべき場所へ――。

 歩はふと、笑みを浮かべた。

「サトル」

 いつの間にか固く強張っていた声。微笑んだ事で穏やかなものに戻した。

「ちゃんと言わねぇと。お前のそれ、ハルカに伝わってねぇよ?」
「何がだよ。もう分っかんねーよ」
「なんでその人んとこに、ハルカを戻らせたくねぇの?」
「分かんねぇっつってんじゃん。てかさ、そいつのモノになるとか言って、もう付き合ってんじゃん」
「ハルカはその人のモノになってるつもりはなかったんじゃねぇの?」
「は? 意味分かんねーし。俺バカだから説明してよあーちゃん」

 考える事を放棄したかのような学の口調は、そうする事で自らの本心を認めずにいようとしているかのようで。

「先生……」

「あー?」

「やっと二人きりになれましたね」

「……たり前だろ教習車ん中なんだから」

「入所した時からずっと先生ん事見てました」

「なにほざいてんだよ。コッチ見てねーで前見てとっととアクセル踏みやがれこのタコ」

「先生への想いをこの直線コースにぶつけますっ(ぶぉ~っ)」

(ガタッドガッボフッ……プスプスプス……)

「お前な……なんでこんな超直線で縁石乗り上げられんだよ」

「すいません先生のフェロモンについクラクラして……あー先生……ケガないすか?」

「こんくらいでケガするワケねーだろちょ……やめろコラッ(ガッ)」

「先生痛いです……」

「公道なら死んでるか人殺してるとこだこんくらいで済んで有り難いと思えこの××××野郎」

「あぁ……そすよね先生優しい……先生の優しさが今心に響きましたっ(ガバ)」

「一回死んで来いっこの××××(ドカッ)」

「はいっ! 次の教習には一度死んだつもりで臨みますっ!」





ドM電波攻め×ドSツン(デレ)ウケ
……あると思います(*´∀`)




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「俺とヤるなら、サトルは抱かれる側だよ」
「え、あーちゃん? ちょ、慎治、慎治は?」
「慎治さんなら、今日は出張だから」

 学に馬乗りになったまま、ゆっくりと学のシャツのボタンを外しにかかる。

「や、違くて、あーちゃん、慎治は、……」

 学が歩の動きを制するように手首を握る。

 学に緊張を悟られないように。歩は薄く笑みを作った。


「……サトル」
「なにあーちゃん。お説教なら聞かねーよ」

 時刻は午後十時。ソファに座った学が不貞た表情で睨むように歩を見た。

 午後八時を過ぎて、仕事の区切りが付いた歩は学を家へ呼び出した。感情を会話に込めたつもりはなかったが、学自身も身に覚えは十二分にあるらしく身構えたのか、学を呼び出したあと、歩は焦れるほどに待たされた。

 悠のアルバイトが終わるのが十一時。そのあと悠は倉本の所へ行く。それまでに学に悠を迎えに行かせたかった。学の気持ちが悠にある事は、当人達以外から見れば明白な事なのに。悠が側にいる心地良さが当たり前になっている学に、悠を失う事が想像できるだろうか。不安はあった。

 寝室を出てリビングとキッチンを見渡した。夏の高い陽の光がテラスに掛かる明るい部屋は、ガランとしていて誰もいない。

 慎治は仕事に出ているはずだ。歩は恐らくもう一部屋ある隣の部屋で仕事中なんだろう。歩はこの家で仕事をしている。詳しい事は知らないが、設計のような事をどこかから請負っていると聞いた事がある。遊びに行くと、歩はいつもこの仕事部屋から出て来た。

 リビングに入ると、ソファに昨日悠が着ていた制服が置いてあった。夕べのうちに洗濯、乾燥までしておいてくれたらしく、新品に戻ったかのように綺麗に畳まれている。もう一度辺りを見回し、人気のないのを確かめてその制服に着替えた。ポロシャツの失くしたボタンの場所には、新しいボタンが付いていた。

「ハルカ寝た?」
「……うん。……これ、ハルカの制服。ポロシャツ、ボタンなくなってる」
「そか。予備……付いてるな。直しといてやっか。ハルカの奴、耳の後ろ痕付けてたな。生意気だっつーの。サトルだろ?」
「……多分ね」
「ハルカ何も言ってねーの?」
「代わりは無理だって」
「代わり?」
「多分俺の」
「あぁ? サトルがそう言ったって?」
「そうは言ってねぇけど、サトル、俺とヤりてぇって言ってるらしいし」
「そんなのハルカの気ぃ引きたいだけなんじゃねぇのかよ」
「んー……そう、なのかな」
「お前までブルーになんなって」
「だってハルカ、スゲェ泣いてて……」
「多少荒っぽかったとしても、同意ねぇとぜってぇできねぇから。ハルカもある程度覚悟決めてやってるはずだって」
「ん……慎治さん……」
「大丈夫だよ。傷なんてすぐ癒えるから。アイツら若ぇし」


「ハルカ」

 静かな声とともに、歩が部屋に入ってきた。

「どう? 熱あるの、気付かなくてごめん」

 歩がサイドテーブルにミネラルウォーターのボトルを置いて、心配そうに悠を覗き込んだ。歩がベッドの縁にそっと腰を下ろすと、その重みで悠の身体は優しく揺れた。歩が熱を診るように悠の額に手を宛てて、そのままその手を悠の頭に置いた。

 歩の手から、温かいものが流れ込んでくる。柔らかな膜が悠の身体を包み、負った傷を緩やかに癒していってくれるような気がした。


 歩がキッチンで冷蔵庫から茶とビールを出し、夕食の準備らしい事を始めて程なく、本当に慎治が帰ってきた。

「ただいま」
「おかえり。雨は?」
「ピークは過ぎてた」

 そんな会話を交わし、歩に手渡されたタオルでスーツを拭いながら、慎治がリビングに入ってきた。

「おう、ハルカ」
「……こんばんは」
「メシ。中華だけど食える? 歩がハルカ居るっつうからいつもは買わねぇスープも買ってきたから。いっぱい食ってけよ」

 旨ぇぞワタリガニのスープ、と手にしていた大きな紙袋をどさりとテーブルの上に置いた。


「ハルカ、腹減らねぇ?」
「ぁ……うん」

 空腹は感じていなかったが、突然の問いに面食らって悠は思わず頷いた。

「慎治さんにハルカの分も何か買って帰ってきてもらおっか」

 そう言って歩は机の上に置いてあった携帯を取った。

 ごく短い会話を終えて、携帯を机に戻すまでの歩の一連の動作を、悠はじっと見詰めていた。


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