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そばにいるから。(34)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※性描写です。18禁でおながいします。


 恋する相手に与えられる圧倒的な熱さを知った今、倉本の優しいだけのその行為は、遠い記憶の彼方にあるものでしかなかった。つい一時間程前、その男のものになろうとしていた自分。別人だったと、言い切れる程に。

「っ、比べるなんて、有り得ねぇし、……そ、れに」

 自覚があるのかないのか、倉本への嫉妬で唇を尖らせる学が愛しい。悠は学のその尖った唇をそっと撫でた。存外柔らかい学の唇。悠が触れるとすぐにその筋肉の収縮は解けて、不敵とも取れる笑みを作る弧に形を変えた。唇が薄く開き、悠の指先が学の歯に捕われる。その指先には舌が這わされた。学の舌を感じた悠の指先はぴく、と震える。

「ぁ……」
「それに?」
「っそれ、に、ぁっ」

 訊きながら、学の指がまた少し、奥へと入ってくる。少しずつ解されてゆく背後。身体が内側から、学の手によって作り変えられてゆくのを感じる。その歓びに全身が震える。

「ぁっ、そこ、っ、サトルと、しか……」
「俺としか?」

 ココ? と背後に埋めた指先をぐるりと回して、学が悠を覗き込む。

「ん、……っ」

 小さく頷いて、そのまま俯いた。

「アイツと、ココ使ってヤってねーの?」
「……、うん」
「……マジ? 俺のために取ってた?」

 また少し、奥を目指す学の指が不意に掠めた一点。悠の意思の及ばない所で身体が跳ねた。

「ぁっ、ちが……っ」
「違わねーだろ?」

 悠の反応を見て何かを察知したらしい学が、試すように再びそこを掠めた。

「あっ、サトルっ、や、……」
「なあハルカ」
「は、ぁっ、ん、ぅんっ、ん」

 三度目で、悠は観念した。







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野田学について(*´∀`)

叔父:野田歩(あーちゃん)
父  :野田進
『野田学、10歳。好きな人がいます。 』

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コメント
【秘密の拍手】コメレスですv【まりがとんございます(*´∀`)】
>o-iさんv

あいーほんとにニントモカントモ(*´∀`)
つい一時間前のハルカ(とそれを書いていた私)はなんだったんでしょう\(^o^)/オワタ
倉本テンチョはもうメタクタですほんとカワイソスチーン
リアルパパたちはタチタンが敬語だからですかね
あとタチタンが電波で若干変態だからでしょうかwwwwwwww
歩は年下攻だけど敬語を使いこなす年になる前に
慎とくっついたので敬語なしす(*´∀`)
指使いは……どのカプもワリと似た感じに使いますwwwwwwwwwww
私が書いてるんでwwwwwwwうえっwwwwwwworz

初心者!!!初心者初心者初心者!!!!
念仏のように唱えてはいますがどうもどうしてもそれだけでは
私的ツボを突かないのでどうしてもこなしたカプのようなエチーにwwwwww
あああああエチにバリエーションを……!!!!orz
ながながダラダラと続きそうな気配ですが
お付き合いよろすくおながいしますですーm(_ _)m


>iさんv

ああああああホントすねwwwwww倉本テンチョその場にいないのに
追い討ちをかけるような言葉の数々……!!!!!
ほんとになんて気の毒な当て馬タン……ぶわっ(´Д⊂ヽ
のわわわわ倉本テンチョへの告白いただきますたーーーっ!!
ちょっと不幸の似合う気の毒な大人
相手を宛がってもあまり心底はシアワセにしてやれないような
気がしてきました……゜+.゜.(⊃Д`*)゜+.゜

今頃はテンチョはハルカから話聞く前に飲んでたジンを
一本空けてる頃でしょうかwwwwwwww
涙は流れてないと思います。若干不幸慣れしてるみたいな設定でw
大人は表面温度は適温(だったかな? 違いそす)に見えても中はマグマなんです!(『叫んでやるぜ!』よりw)
ハルカがバイトに行く以前にテンチョが店に出れるか心配になってきますた(゚∀゚)アヒャ
でもそこは不幸の似合う大人なんで
がんがってもらいたいと思いますwwwwwwww



2008/09/24(水) 12:14 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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