そばにいるから。（38)（R18)

「は、ぁっ、っ、……ん」
「ハルカ……っ、全部入った」
「んっ、っ、サトル……」

　――嘘みてぇ……。

　込み上げる想いは涙となって、悠の頬を伝った。その涙を、伸ばされた学の手のひらが荒く拭う。悠はその手に己の手を重ねた。

「サトル……好き」
「……ん」

　学が悠ごと身体を折って、顔を寄せる。悠は両腕を伸ばして学を抱き寄せ、学の唇を迎えた。身体を折った事でより深くに学を感じる。食むように、互いを求め合う。学が小さく抽送を始めると、与えられる痛みと快感がない交ぜになる。その全てが官能へと変わり、悠の背をしなやかに撓(たわ)ませた。

「ぁ、ぁっ、んっ、っ、サトル、っ」

　少しずつ振幅が増してゆく。揺すられる度声が零れた。無自覚に流れ続けていた涙を、不意に学の舌が舐め取った。

「はーちゃん、ほんとはそうやっていつも泣いてた？」
「そ、んな事、ない……っ」
「今まで俺を想って何回泣いた？」
「んっ、泣いてなんかっ、ぁっ」
「それでも俺の事好きなの、やめれなかった？」
「んっ、ん、サトル、も……」

　学の声が全身に甘く響く。学の声に愛撫されているかのように全神経が歓びに震える。

「ハルカ、もう泣かせねぇから。だからもう」
「あ、ぁ、ん、っん、ん」

　大きくなる律動。密着し、擦れ合う粘膜。突き上げられ、最奥で学を感じる。

「絶対俺の側から離れようとか、思うな」
「ん、ん、ぅんっ、うん、サトル、っ」

　――側にいるから。どうか、サトルのモノでいさせて欲しい――。

　何度も夢中で頷いた。閉じることさえできない悠の口端から、唾液が一筋零れた。それを学が舌を這わせて舐め上げて、そして再び唇が重なる。

「んっ、ん、ぁ、も……、サ、トル……」
「はーちゃん、好きだよ」
「あっ、あぁっ」

　唇を重ねたまま、直接脳に訴えかけられる。身体中の血液が、沸騰したかのように熱を持つ。その熱さに堪え切れず、熱を吐き出す為に悠は自ら猛りを握った。








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野田学について(*´∀｀)

叔父：野田歩（あーちゃん）
父　 ：野田進
『野田学、10歳。好きな人がいます。 』

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やっとタイトルとリンクできますた！悔いなしすｗ
この回で燃え尽きてしまいますた(；´Д｀)