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愛の夢 第一〇〇三番(6)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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 慎治さんの吐息混じりの声が、鼓膜を通って俺の身体に沁み渡る。

 それだけでぞくぞくと震えてしまいそうになるのを、そっと息を吸って堪えた。

「寝れるって、どんくらい?」

 ――今までスゲェ寂しかったし、我慢もしたし。

 ふてた表情で、慎治さんに聞いてみた。

 寄り添うだけなのか、ちょっとぐらいなら触ってもいいのか、もっと……もっと、なのか。

 そしたら慎治さんは、目元にものすごくやらしい色気を滲ませて、にやっと笑った。

「五日も寝てばっかで鈍っちまったっつうの。運動になるような激しい寝方とか、したい気分」

「……ほんとに?」

「ほんとに」

 慎治さんがきっぱりと頷くが早いか、俺は立ち上がった。

「歩?」

「部屋の換気と、シーツ」

「ああおい歩、俺も手伝う……」

「慎治さんはいいよ。風呂にでも入ってて」

 俺の急変について来れていない慎治さんを尻目に、俺は急いで寝室の中に入った。





 超適当にシーツを替えて洗濯機に放り込み、先にシャワーを浴びている慎治さんを追って浴室に入った。

 湯煙の向こうに慎治さんの背が見える。俺が入ってきた気配に慎治さんは少し振り向いて、ふっと表情を緩めてまた向こうを向いた。

 その背に手を伸ばし、背骨をなぞった。

 見なくても分かる。こうすると、慎治さんのへそのした辺りが、ぴくって震える。

 後ろから抱きしめて、慎治さんの肩に顎を乗せた。


 
 
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歩×慎治


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なんかこれだけで息切れしそですががんがりますorz
みなさんもうすぐコイヨな5/14です( ゚∀゚)o彡°


コメント
\(^O^)/
こんにちは~。
歩クン、お利口に待ってたご褒美が貰えそうですね\(^O^)/。
イチャイチャシーン、楽しみにしておりますね(o≧∇≦)o。
2011/05/13(金) 11:51 | URL | とも #-[ 編集]
こばわん(ノ´∀`*)
>ともさん(*´ω`*)

こばわー(ノ´∀`*)
コメありまとうございます!
歩はご褒美にありつけそうと
分かったとたん
鬱憤爆発させる…予定ですw(予定は未定w)
エロは長く書いてませんが
ちゃんと人様に読んでいただけるようなカタチに整えられることを
ともさんも祈ってください( ;∀;)
(神頼み\(^o^)/オワタ)
2011/05/15(日) 22:24 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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