※お忘れかもですが、挿入中です(ノ∀`)タハー R18w
慎治さんの背に密着して、全身で慎治さんを確かめる。
慎治さんの両肩に置いた手を滑らせ、腕、二の腕を撫で下ろし、慎治さんの手の甲に俺の手を重ねる格好で、互いの指先を絡めた。
「慎治さん……」
あんまりその姿は見せてはくれなかったけど、ずいぶん辛かったんだろう。一週間ぶりに抱く慎治さんの身体はほんの少し、やせていた。
俺に感染(うつ)したくないって気持ちは、何より慎治さんの俺への愛情だってことは理解るけど、やっぱりこういう時は、慎治さんを助けたい。
「ねぇ慎治さん」
「ん……?」
甘えるように頬ずりをしながら耳元で名を呼ぶと、慎治さんからも首を傾けて頬ずりを返してくれる。それが気持ちよくて、うっとりと慎治さんの頬の感触を味わっていると、慎治さんから甘い吐息が零れた。
「俺だって、できるよ」
「何が……?」
「看病」
慎治さんの、官能で潤んだ目元を間近で見ながら、もう少し首を伸ばして慎治さんの唇を求めた。すると慎治さんはいつもそうするように、俺の唇を待ち受けるように薄く唇を開いた。
そっと重ねて、やわらかく食む。小さく差し出された舌を俺の舌先で突つき、そしてそっと吸い上げる。
甘く、甘く。蕩けそうなキス。
全身に、確かめた愛が染み渡るのを感じながら、ゆっくりと離した。
慎治さんが辛いとき、一人で抱え込まないで。せっかく俺がそばにいるのに。
――ねぇ、慎治さん。
間近で見つめて、答えを待った。
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「俺だって、できるよ」
「何が……?」
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そっと重ねて、やわらかく食む。小さく差し出された舌を俺の舌先で突つき、そしてそっと吸い上げる。
甘く、甘く。蕩けそうなキス。
全身に、確かめた愛が染み渡るのを感じながら、ゆっくりと離した。
慎治さんが辛いとき、一人で抱え込まないで。せっかく俺がそばにいるのに。
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