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トモダチ以上とはいうけれど(1)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※性描写若干アリ。18禁でお願いします。

SIDE1:享一

「でさぁ、あの教授酷ぇんだよね、教科書忘れただけでさ、『教科書を持たずに授業に出るのは侍が刀を持たずに戦に出るのと一緒だ。刀に切られてこい』だって。酷ぇだろ?」

 泰司が缶ビール片手にその教授の真似をしているのかしかめっ面を作って、けれども酷く楽しそうに今日あった出来事を話す。
「怒られたにしてはやけに嬉しそうだな」
「うん。堪んねーよ。俺あの教授大好きなんだよね。三年なったらぜってーあの先生のゼミ取るよ俺」
「じゃあ俺も迫田のゼミ取るかな」
「あ、マジ? お前いてくれたら心強いし」

 ヤリィ、と無邪気に喜ぶ泰司の様子を、享一は笑みとともに見守る。

 享一は酔いで頬を薄赤く染める泰司の手から缶ビールをそっと取り上げた。

「キス、していい?」
「ん? いいよ」

 至極アッサリと返事が返ってくる。泰司の返事通りに受け止めて、顎に指をかけると泰司は素直に顔を上げた。

 最初は軽く触れるだけのキスを。何度かそれを繰り返し、少し長く唇を押し当てる。泰司のツンと尖った唇の先を浅く口に含めて優しく吸い上げる。頬にそっと手を添えて、親指で頬骨を辿るように撫でた。

「ん……」

 泰司から甘い声が漏れてきた。泰司自ら薄く唇を開き、享一の舌を求め始める。空気を与えない勢いで泰司の唇を己のそれで塞ぐと、泰司は得られない空気の代わりか、享一の服を縋るように掴んだ。

 泰司はそういう事に関する垣根が低いのか、初めて誘った時からこの調子だった。本人から直接聞いた訳ではないが、合コンでのお持ち帰りの噂も何度か聞いた。それでも決まった相手が居ないらしい事を良い事に、享一はこうして一緒に酒を飲む度泰司と唇を重ねていた。

「……やんねぇ?」

 次第に深くなったキスで泰司の目元に赤みが増し、とろんと焦点が合わなくなりだしたのを見計らってそっと押し倒す。

「いいけど……お前オンナ居んじゃん」
「いねーよ」

 ――お前が好きなんだから作るワケないだろ。

 嫉妬か? だと良いが。あんまり何も考えてなさそうだしなぁ。……にしてもどこからそんな噂が出てるんだ。

 快感に侵された虚ろな目でぼーっと享一を見上げる泰司を、享一はじっと見下ろす。

 こいつの貞操観念が緩くて良かった、と感謝にも似た気持ちで恭しく泰司の着ているトレーナーをシャツごとたくし上げた。胸の突起にキスをすると、泰司はぴく、と小さく震えた。

「ぁ……なんか……っん……」
「ココ、感じる?」

 訊きながら突起を舌で弾く。ぴく、と身体が震え、すぐにその先端は固くなった。

「ん……、そ……かも」

 先端を弾く度舌の動きに翻弄されたように泰司の身体が敏感に反応する。


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羞恥プレイ的過去作品享一×泰司よろしければこちらもドゾー


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コメント
一発目からRっていいすねぇ…
貞操観念の薄い男、たまんないなぁ(´`)
貞操観念などなくてもいいと思うんです
(二次元限定)

酒の勢いと見せかけて互いに燃え上がるがいい!

はぁ~外でも走ってくるか。。
凍えそうな星空の下、クールダウンしてきま(´∀`)ノ
2007/12/03(月) 01:50 | URL | ハナ #ZJmJft5I[ 編集]
高田純次語録『親しき仲にも前戯あり』に萌えて
ただトモダチの関係なエロが書いてみたくて書いた話www
短い話なので一発目からR入りますたv

ツンデレもイイけど
エロい事チラつかされただけでユルユルになる
のもまた萌えまふムハー

今日も脳内絶好調☆
昨日のスポーツ新聞
朝青龍がん見
横のおっちゃん(親方)はいらないwwww
2007/12/03(月) 10:52 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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