※性描写若干アリです。18禁でおながいします。
今朝もいつものように落とされたキスでぼんやりと目が覚めた。享一の服装がスーツでない事で今日が金曜と気付く。金曜はカジュアルフライデーだとかでスーツ以外の着衣推奨だそうで、享一も取引先に特別な用がない限りノータイにデニム以外のパンツといった軽めの服装で出社する。泰司は享一のスーツ姿が好きだった。つまらない事だが金曜になるといつも享一の会社に対して苦々しい気持ちを抱かずにはいられない。
今朝もいつものように落とされたキスでぼんやりと目が覚めた。享一の服装がスーツでない事で今日が金曜と気付く。金曜はカジュアルフライデーだとかでスーツ以外の着衣推奨だそうで、享一も取引先に特別な用がない限りノータイにデニム以外のパンツといった軽めの服装で出社する。泰司は享一のスーツ姿が好きだった。つまらない事だが金曜になるといつも享一の会社に対して苦々しい気持ちを抱かずにはいられない。
「あ……金曜……」
「どうした?」
こめかみから耳元にかけて食むようなキスを落としながら享一が問う。そのキスの擽ったさと、ともすれば官能を導き出されそうになるのを小さく肩を竦めて笑う事でやり過ごす。
「俺今日晩飯、約束あるんだった」
「誰と」
「いつも来てる宅配業者のドライバー」
「お前それ……」
動きを止めた享一が間近で泰司を見下ろす。
「なに……っん」
享一の視線に首を傾げて問い返したところを荒々しいキスで唇を塞がれた。そのまま享一の舌に口内が蹂躙され、やり過ごそうとした官能の種火が無理矢理呼び戻される。寝起きと官能で頭を擡げていた猛りをスウェットの上から握られると、びくん、と身体が跳ねた。
「絶対流されんなよ」
「流されるって……何がだよ」
「そのドライバー相手にこういう顔するな、って事だ」
指先一本で顎を持ち上げられ、じっと見詰められる。官能に潤む目で享一を見上げて、泰司は小さく頷いた。
「電話するから携帯はちゃんと着信分かる場所に置いておけよ。……じゃな」
享一が約束とばかりにもう一度キスを落とす。口に含んだ上唇を軽く引っ張りながら唇を離すと、享一は少し名残惜しそうに身体を起こして部屋を出て行った。
「……ってらっしゃい」
キスだけで上がってしまった呼吸。気付かれないようにそっと肩を上下させながらその背を見送る。いつものように鍵が掛けられる音を聞くと、泰司は自らの猛りに手を伸ばした。
「朝から濃厚過ぎだろもう……」
困ったように笑いながら勃ち上がった雄を握る。先端を指先で回すように弄ると、腰が揺れ始めた。もう片手の指先は、己の唾液で濡らして背後に宛てがった。周囲に潤いを移してから、指先を挿し込む。
「ん……も……享一……」
これだけ煽られたという事は、あとは自分でやっておけと言う事なんだろう。指を奥へと埋め、腰を揺らして指先を悦い箇所に導く。
「もどかしい、っつの……」
自分の指では物足りなさを感じながら、キスの余韻に火照る身体を鎮めるべく、泰司は自らの掌に熱を吐き出した。
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羞恥プレイ的過去作品享一×泰司シリーズあります。
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「どうした?」
こめかみから耳元にかけて食むようなキスを落としながら享一が問う。そのキスの擽ったさと、ともすれば官能を導き出されそうになるのを小さく肩を竦めて笑う事でやり過ごす。
「俺今日晩飯、約束あるんだった」
「誰と」
「いつも来てる宅配業者のドライバー」
「お前それ……」
動きを止めた享一が間近で泰司を見下ろす。
「なに……っん」
享一の視線に首を傾げて問い返したところを荒々しいキスで唇を塞がれた。そのまま享一の舌に口内が蹂躙され、やり過ごそうとした官能の種火が無理矢理呼び戻される。寝起きと官能で頭を擡げていた猛りをスウェットの上から握られると、びくん、と身体が跳ねた。
「絶対流されんなよ」
「流されるって……何がだよ」
「そのドライバー相手にこういう顔するな、って事だ」
指先一本で顎を持ち上げられ、じっと見詰められる。官能に潤む目で享一を見上げて、泰司は小さく頷いた。
「電話するから携帯はちゃんと着信分かる場所に置いておけよ。……じゃな」
享一が約束とばかりにもう一度キスを落とす。口に含んだ上唇を軽く引っ張りながら唇を離すと、享一は少し名残惜しそうに身体を起こして部屋を出て行った。
「……ってらっしゃい」
キスだけで上がってしまった呼吸。気付かれないようにそっと肩を上下させながらその背を見送る。いつものように鍵が掛けられる音を聞くと、泰司は自らの猛りに手を伸ばした。
「朝から濃厚過ぎだろもう……」
困ったように笑いながら勃ち上がった雄を握る。先端を指先で回すように弄ると、腰が揺れ始めた。もう片手の指先は、己の唾液で濡らして背後に宛てがった。周囲に潤いを移してから、指先を挿し込む。
「ん……も……享一……」
これだけ煽られたという事は、あとは自分でやっておけと言う事なんだろう。指を奥へと埋め、腰を揺らして指先を悦い箇所に導く。
「もどかしい、っつの……」
自分の指では物足りなさを感じながら、キスの余韻に火照る身体を鎮めるべく、泰司は自らの掌に熱を吐き出した。
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