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24/7(twentyfour-seven)(13)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※性描写です。18禁でおながいします。


 享一に中を擦られる度に高揚してゆく身体。その快感に全身が悦び、自分のものとは思えないような淫らな声が零れる。

「あ、ぁ、イイ、享一……」

 享一は前を寛げているだけなのだろう、打ち付けられる度にズボンの布が当たる。もうすぐ十年にもなる関係で、着衣のままの行為は初めてだった。泰司も上衣は着たままだった事に気付いて、纏う物のない下肢とのアンバランスを思うと急に羞恥が泰司を襲った。それが返って泰司の体温を上げることになる。

「やっぱいつもより感じてるだろ、お前。凄ぇ締め付けてくる」
「そ……んな事」
「あるだろ?」

 享一が泰司の根元を戒めたまま、先端を指先で引っ掛いた。

「んっ、あ……ん」

 泰司は素直に頷いた。

 いつもと違う場所。そして享一と一緒にいたいと思う気持ちがなんだったのか、初めて分かった場所。動きの取りにくい車のシートで、着衣のまま。加えて朝から荒々しいキスで煽り続けられていた。いつもより感じないはずがない。その分いつもより早く訪れる、絶頂の予感。

「享一、っ、イきた、い……」

 泰司の根元を戒める享一の手を上から握り、その手を解(と)いて欲しいと無言で訴える。すると享一はよりきつく根元を握った。

「シート、汚れんのが気になるんだろ?」
「あ、も、や、……イかせ……っ」

 享一に揺すぶられながら、あっさり負けを認めた泰司が許しを乞うように今度は首を横に振る。

「今イったらシート濡れちまうぞ」
「も、イイ、あとで、拭く……」
「シミになったら車乗る度思い出す事になるんじゃねーの?」
「もう、汚さなくても、車乗る度、思い出す、から……」

 手、離せよ……、と喘ぎと共に力なく呟くと、いつまでも願いが聞き入れられない甘い責め苦にふと、意識が遠ざかった。






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羞恥プレイ的過去作品享一×泰司シリーズあります。
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