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私立BL妄想学園高等部~橘悦朗・日常≠非日常~(2)(R15)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※15禁くらい…でしょか。よろすくおながいします。

「悦朗…昨日は誰のトコに行ってた?」
「昨日……? んー…成田んトコ、かな……」

 隼人がそんな詮索じみた事言うなんて珍しいな、とか思いながら、熱の所為かどこか鈍った思考の中から記憶を手繰り寄せた。

「成田か…一昨日は?」
「んぁ? 一昨日? 伊丹、かなもう覚えてねぇって……」



 マジで覚えてねーし。一昨日の晩飯何? って訊かれて答えられたら脳年齢何歳、みてぇな? 隼人俺の脳年齢調べてんのかな。熱出てんだからさ、そゆ質問は元気な時にしろよな。

「じゃあこの痕は…誰が付けたんだろうな」

 隼人の指先が胸元をなぞる。ザワついていた背筋が思いがけない快感で震えそうになって息が詰まる。眉を寄せ隼人を睨み付ける事でそれを誤魔化した。隼人の質問、そろそろウゼぇ、と言わんばかりに。

「分っかんねぇよお前だってあるんだろ……?」
「まぁな。…ホラ、右手上げろ」

 隼人のするままに任せて服を脱がされていたら、ぞくりと寒気が走った。

「ん……寒ぃんだって」
「もう少し……熱のある時は感度がイイらしいな。悦朗もそうか?」

 寒さを堪えて脱がされながら、熱のありそなヤツをヤった時の事を思い返してみた。そん時もやっぱ隼人が一緒にいたよな気がすんだけどな。確か二人でやたら感度イイのヤったろ……?

「ふーん……そういえばそうだったかな。俺は……どうかな」

 俺も、熱のある今ならあんな風になんのかな。――隼人の下で。

「試してやる」

 挑むような目を向けられた。色んな人間を、その目の色一つで動かしてきた、隼人の鋭い眼差し。ゾクゾクしたのは、多分熱の所為じゃない。

「……試してみろよ」

 ――熱のある今なら、単なる好奇心で終わらせる事ができる。

 俺は隼人を見上げて、微かに笑ってみせた。



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ハナさんが綴る!この時の隼人視点→鬼塚隼人・日常=非日常2
ハァハァぜひ見に行ってくだちぃ(;´Д`)ハァハァ


↓色々参考によろしければドゾー
・熱のありそなやたら感度イイのを一緒にヤった?→寮長の受難
・普段の二人はこんな感じ?→橘悦朗・勉強中
・他にも色々→私立BL妄想学園高等部






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