私立BL妄想学園高等部～橘悦朗・日常≠非日常～（３）（R18)

「足、上げろ。…昨日はコレを成田に突っ込んだのか？」

　俺が協力しなくても、隼人は俺の脚を持ち上げて器用に服を脱がせてゆく。全部取り去られて、露わになった部分を隼人の指先が辿った。さっきよりも直接的な刺激に、びく、と肩が震えた。

「ん……、っ……んなの、今更、だろ……？」

　再び隼人を睨み付ける。けどもう誤魔化せない程に身体が反応してる。

「……こんなトコにも痕付けられやがって…全部、消してやる」
「消すってお前……、んっ……」

　いつ誰が付けたのか、今となっては俺にすら分からない鬱血痕。そんなのその場のノリだろ？　相手の独占欲を満たすその行為を許してやるのは、それがその場限りだとちゃんと解ってやってるからだ。隼人だって同じなハズだろ？　今日の隼人は一体どうしたんだよ。

　下を向けば、内股に唇を寄せる隼人の頭が視界に入る。急に込み上げてきた自分じゃ説明できない気持ちのままに、隼人の髪を一束、指先でそっと摘んだ。意外に柔らかい隼人の髪は、俺の指から逃げるようにさらりと零れた。

キツく吸われると、身体の芯から欲望が湧き上がってくる。いつもなら誰に吸わせてやっても、眉一つ動かない。こんなのは、俺じゃねぇ。少し焦る。熱の所為か、今日はどこかおかしい隼人の所為か。

「オレの付けた痕に変えてやる。…悦朗、スゲぇ感度イイ」

　肝心な部分にはさっき指先でなぞられたっきりで。それからはそこには触れられないまま、落とされたキスだけで身体が昂揚してゆく。隼人のヤツ多分、わざとだ。もどかしくて眉を寄せた。





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ハナさんが綴る！この時の隼人視点→鬼塚隼人・日常＝非日常３
ハァハァぜひ見に行ってくだちぃ(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


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・普段の橘悦朗（バカ）→副寮長・橘悦朗
・私立BL妄想学園高等部






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