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福音、ふたりが幸せであるために(22)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※まったり18禁エリアまだ続きます。





 ――本当に、いいのかな。

 無理をしたりしていないだろうか。

 気にはなったが、それを聞いたところで慎治は絶対に無理しているなんて答えないということも分かっている。

 じっと慎治を見つめてどうすればいいかと動きを躊躇していると、慎治を弄る手の手首を取られた。

「焦らすなよ、歩」

 片頬を上げて笑みを浮かべながら、慎治がその手を背後へと導いた。尻に導かれた手のひらで、慎治の尻朶をやんわりと掴むと、慎治の笑みに艶が増した。

「お前が自分で解すなんてな」
「ん……」
「最高にキた」

 慎治を無理させたくないという気遣いもあったが、なにより慎治に喜んでもらいたかった。そして慎治の笑みを見て、そうして良かったと、心から思う。

「だから早く、もっと感じさせろよ。……今度は俺ん中で」

 顎を僅かに引き、ほんの少し上目遣いに歩を見る。歩が愛する美丈夫が、甘く、歩を誘う。

 ――そんな顔、反則だよ慎治さん……。

「俺も今、スゲェキちゃった。慎治さん……オトコマエだね」

 歩は笑って、慎治に口付けた。

 尻から双丘の狭間へと指先を伸ばす。背後の窪みに辿り着くと、乾いた指の腹でそこを押すように撫でた。

「ん……」

 歩を誘うような笑みのまま、慎治の腹がひくりと震える。歩が触れたことで返ってくる慎治の反応が酷く愛しい。

 ――俺の手で。

 もっと、喘がせたくなる。

 もう、気遣うことができないかもしれないけれど。

「ごめん慎治さん、下向いて」

 慎治をそっと促して、うつ伏せに横たえた。


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歩×慎治

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コメント
秘密拍手コメレスでし(*´∀`)まりがとんございます(*´∀`)
>秘密拍手コメo-iさん(*´∀`)

歩は抜けてるとこイパイなんで
慎治のこと気を遣ってるつもりでも
結局最後までそれはもたないすw
なんで今からジワジワ慎治を
追い詰めて行きたいと!
思ってはいます(予定w)
美丈夫、ずっと「ビジョウブ」なんだと思ってたら「ビジョウ」なんすねw
今回調べて知りますた\(^o^)/
(いやほんとお恥ずかしいす;;;)
リアルじゃほんとに40代の人には
使えなさそうな言葉すねw
o-iさんの脳内補完能力に今日もカンパイ!
コメあざした!
2009/09/18(金) 22:40 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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