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誰もがきっと、誰かの。(114)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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「ぁ、ぁ、っ、んっ、ぁ……」

 触れてもらえない肝心な部分に触れて欲しくて、無意識に腰が揺れて貴史の指を追う。けれどもその指は、生の無言の欲求をはぐらかすようにそれを巧みに交わした。

 その間も、胸元では絶えず貴史の歯と舌、そして唇によって噛まれ、弾かれ、そして吸われて刺激が与えられ続けている。刺激を受け続けるあまり過敏になった生のそこは、痛みにも快感にも一つ一つ反応し、痙攣のようにびくびくと身体が震えた。

 昂ぶった身体に籠もった熱。それが行き場を求めて、生の猛りを極限にまで張り詰めさせていた。

「ぁ、貴史、もうっ、きそ、イきた……、っ」

 限界近い自身に堪えきれず、まだ触れられてさえいないことも忘れて懇願するように声にした。

 身体を波打たせながら、背を撓ませる。張り詰めた自身の先端からはまたとろりと、蜜を滴らせたのが自分でも分かった。

「ん……いいよ生、イっても」

 幾度も生の胸を吸い、生を苛んできた唇が、胸元から不意に離れた。貴史の唾液で濡れた突起が急に冷やされ、ぞくりと全身が粟立つ。

「ぁ……、っ、んっ」
「イきたいなら、いつイってもいいから」

 貴史の唇が胸元を離れ、少しずつ下へと向かう。少し下りてはその肌に唇を押し当て、そこに甘く歯を立て、そして吸い上げる。

 もどかしくて自身に手を伸ばそうとすると、無言でそれを制するように手首を取られた。その手がそっとベッドに縫いつけられると、生は縋るものを求めてシーツをぎゅっと握りしめた。

「ぁ、ぁっ、も、ゃっ、……っ」

 ようやく辿り着いた下腹部。ひくひくと震え、濡れそぼつ幹にツツ……、と、貴史の舌先が辿った。


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今夜もお付き合いまりがとうございますた(´Д⊂ヽ


コメント
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2010/01/22(金) 07:44 | | #[ 編集]
わーっ!まりがとんございます(*´∀`)
>秘密コメ↑Hさん(*´∀`)

おひさしぶりでございます~!!
コメまりがとんございますた!
最後お会いして以来ぷっつりだったんで
私何かやらかしちまったか、とかスゲェ気になってたんす(´Д⊂ヽ
プライベート大変な中お越しいただいてたんすねまりがとんございます~(*´∀`)

この二人はあとはもうまたーりねとーりせくーすして
最後のキーワード(?)的なもの消化して
終わりになりますw
ダラダラ続いてるエロですが、読んで下さる方的にはどうなんでしょうか
話の展開はまったくなく状況説明ばっかで面白くないかも(;´Д`)
とか思いながらそれでもまたーり逐一脳内で繰り広げられる二人のせくーすを報告したくて
結局ダラダラやらせていただいてます\(^o^)/オワタ
尻すぼみになるかもと思うとお恥ずかしいですが
どうぞ最後までご贔屓によろすくおながいします!!

まりがとんございますた!またお待ちしてまふ(*´∀`)
2010/01/22(金) 23:39 | URL | ベラ #-[ 編集]
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