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誰もがきっと、誰かの。(115)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※オクチです。18禁でおながいします。







「ぁ、っ、ぁっ」

 舌先が先端まで到達すると、先端の括れまでが、おもむろに貴史の口に含まれた。柔らかな粘膜に包まれ、ゆっくりと吸い上げられる。その粘膜の中で、貴史の舌先に、鈴口を割るように突つかれた。

「っ、んっ、……あっ」

 貴史からは生を味わい尽くすかのようにん……、と鼻にかかった声が漏れ聞こえてくる。

 割った鈴口を捲るように舌が左右し、そして裏筋を辿って舌先が下りた。程なく猛りは添うように宛てがわれた舌全体に包み込まれた。

「ぁ、んっ、イ、きそ、だから、……」

 離して、と首を振って貴史の髪に指を埋める。仰け反り、撓む身体は、けれども言葉とは裏腹に、貴史の喉奥を突き上げるように動いた。

「ん……いいって。イってよ、生……」

 生を咥えたままのくぐもった声で言ってから、貴史は生の雄を根元まで咥え込んだ。

 啜るようにじゅる、と音を立てながらそれを吸い上げ、舌全体を使って生の吐精を促す明確な意図を持った動きで生を追い詰めた。

 最後の理性のひとかけらが貴史の口内から逃れようと腰を引かせたが、貴史にしっかり腰を掴まれてそれを阻まれる。

 更に駄目押しのように、伸ばされた貴史の手に、過敏に作り変えられた胸の突起を摘まれると、生の視界は薄明かりの中にもかかわらず、眩しい程に白く火花が散った。

「ぁ、ゃっ、もっ、っく、……イくっ、あぁっ……っ!」

 身体の端々まで力が入り、硬直する。

 足先は引き攣ったように伸び、手は貴史の短い黒髪を握りしめた。

 生の雄を包む貴史の口内に、生は追い詰められ極まった性を吐き出した。



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コメント
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2010/01/23(土) 21:34 | | #[ 編集]
とりあえず一回目イきまアッ――!すた~w
>秘密コメ↑Kさん(*´∀`)

こばわ~いつもお越しまりがとんございます(*´∀`)
丁寧に詳細に丁寧に詳細に…と呪文のように唱えながら
ここまで書いてきますたが、そう言っていただけたなら
なによりヨカタと思えます~(´Д⊂ヽ
まだまだほんとはアレコレさせたいことがw
足ナメとかA(←自重w)ナメとか内股ナメとか
貴史はもともとセンスのある人なイメージでw
人のココロを掴むキャッチを作り出すコピーライターは
人のエロツボもガッツリ把握w
過去は適当に…セフレ(七月とかw)とか、
時々付き合ったりもw(とかあんまり詰めきってなかったりorz)

このあとは…若干息切れ気味で(私が
端折ろかなぁ…とかちょっと、ごにょごにょ
出し切りますんで!あと少しのお付き合い、よろすくおながいします!

あざしたーっ(´Д⊂ヽ
2010/01/24(日) 23:05 | URL | ベラ #-[ 編集]
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