※18禁エリア続いてます。
「んっ、っ、ん、っん」
意地悪な指先を腰を揺らして追いながら、焦らされ極まった目元から一筋、涙が零れ落ちる。その滴を、貴史の舌に舐め取られた。
「生、……」
「ぁ……っ、ぁっ、っ」
耳元で名を呼ばれた。
鼓膜に施された愛撫に背を震わせたその直後、後孔の入り口が指の腹に押される圧迫感に全身を震わせる。
いっそひと思いに穿たれたいとさえ願う生の淫欲を感じ取っていないはずはないのに、むしろ感じ取っているからこそなのか、貴史は生を外堀から陥落させるがごとく、生の欲望を一度に叶えず、じわじわと生を責め立てる。
「ぁっ、ぁ、貴、史……」
「生の声、すげぇクる……」
耳元で囁く貴史の声の方が余程生を煽っているのに、と反論したいが、喘がされ息も絶え絶えな生にそんな余裕などない。
泣き出してしまいそうなまでに顔を歪めた時、ぐ、とかかった力と共に、貴史の指が十分な湿り気とともに、ぬるりと生の体内に挿し入れられた。
「はっ、ぁ、ん、っん」
背後が、入ってきた貴史の指をきゅう、と締め付ける。その締め付ける力に、生の耳元で貴史がふと笑った気配がした。そしてまた、耳朶にキスが落とされる。
「すげぇ濡れてるから、ローション要らないね」
「んっ、っ、んっ、ンん」
僅かに揶揄するような響きを持って、貴史が耳元で熱い吐息混じりの言葉を落とす。貴史の指に絡みつく襞を分け入るように、中で指先がぐるりと回り、そうしてできた隙間を狙うように少しずつ、より深くへとその指が侵入してくる。
不意に、指先がくい、と曲げられたかと思うと、生の身体がびくりと跳ねた。
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「生、……」
「ぁ……っ、ぁっ、っ」
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「ぁっ、ぁ、貴、史……」
「生の声、すげぇクる……」
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泣き出してしまいそうなまでに顔を歪めた時、ぐ、とかかった力と共に、貴史の指が十分な湿り気とともに、ぬるりと生の体内に挿し入れられた。
「はっ、ぁ、ん、っん」
背後が、入ってきた貴史の指をきゅう、と締め付ける。その締め付ける力に、生の耳元で貴史がふと笑った気配がした。そしてまた、耳朶にキスが落とされる。
「すげぇ濡れてるから、ローション要らないね」
「んっ、っ、んっ、ンん」
僅かに揶揄するような響きを持って、貴史が耳元で熱い吐息混じりの言葉を落とす。貴史の指に絡みつく襞を分け入るように、中で指先がぐるりと回り、そうしてできた隙間を狙うように少しずつ、より深くへとその指が侵入してくる。
不意に、指先がくい、と曲げられたかと思うと、生の身体がびくりと跳ねた。
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