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誰もがきっと、誰かの。(122)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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「ぁ、ぁ……、あっ」

 貴史との繋がりが深くなるたび声が零れる。

 入ってくる貴史の熱さに、彼の欲望をはっきりと感じる。全ての快感が繋がった部分に集まり、貴史が小さく動くたび、その快感が全身に同心円を描く波のように伝わってゆく。

 貴史を全身全霊で抱き締めるかのように、体内の貴史を包み込んだ。

「ぁ……、貴史、気持ち、い……」

 粘膜の摩擦が生み出す快感。じりじりと、全身が灼かれてゆく。

「ん……、生……」

 抽挿を始めた貴史に、キスを求められる。貴史の背に両手を乗せて、生からも彼を引き寄せた。

「ぁっ、……ん、ん、っ」

 穿たれるたび、押し上げられた熱を零すように声が零れる。唇が重なると、その声は逃げ場を失くして生の鼻腔を満たした。己の中で響く自分の声にさえ、まもなく訪れるであろう沸点へと誘われる。

 貴史の抽挿は前戯同様巧みだった。

 時に強く、時に優しく。

 時に深いところを、時にごく浅い場所で。

 時に焦らし、時に過剰な程に与え。

 そのいずれもが、生を絶頂へと導く。

「生ん中、スゲェ熱い」

 身体を起こした貴史に、片脚を高く持ち上げられる。その動きに抗わず、横を向くような体勢を取った。

「ぁ、っ、んっ、ぁっ」

 その体勢のまま打ち付けられ、揺すぶられる。生は何もできずに、ただ貴史の腿を掴んだ。

 不意に貴史の動きが止まったかと思うと、持ち上げられたふくらはぎに粘着質な水気を感じた。朦朧とした視界で貴史を見上げると、そこを貴史の舌が這っていた。

「ぁっ、ゃ、そ、んな……、っ」

 シャワーを浴びずに事に及んだことを思い出し、身体を固くして僅かに抵抗した。

「なんで? 生、スゲェ旨いよ」

 貴史は、薄く目を開いた悦に入った表情で言うと、踝(くるぶし)を咥えるように口付けた。



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見捨てずお付き合いくださってるみなみなさま、ほんとにまりがとんございますっ!(´Д⊂ヽ


コメント
秘密拍手コメレスでし(*´∀`)あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!ございマス(*´∀`)
>秘密拍手コメYさん(*´∀`)

一日に二度ものお越し、ほんとにまりがとんございます(´Д⊂ヽ
あい!くるぶしでごじゃいやす!
ほんとは足指ナメにもイきたかたんすけど
一日リーマンシゴトをした後風呂入らずコトに及んだ足指は
BLファンタジーにおいても
あまりにもあまりな気がして
くるぶしまでしか行けませんですたw
ほんとにグダグダ進行で、はしょりたい気持ちと書きたい気持ちが葛藤中ですが
オノレの遅筆をのろいつつ
結局書きたい事を書けるようにしか書けないんで
このままフィニッシュまでこんなカンジでイってしまいそな気がするすorz
少しでも楽しんでいただけたのであれば
もうそれで報われますです(´Д⊂ヽ
コメまりがとんございますた!(´Д⊂ヽ
2010/01/30(土) 23:48 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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