※一応18禁でおながいしますw
いつの間にか荒くなっていた呼吸をゆっくりと、肩で呼吸することで整えながら、穂積は白濁に汚れた己の掌をティッシュで拭った。
野田をじっと見詰めると、規則的な寝息が聞こえてくる。部屋内を静かに反射するその寝息を聞きながら、野田の髪を一束、摘んでみた。真っ直ぐな野田の髪は、穂積の指先から逃げるように、はらりと零れ落ちた。
「――戻る、か」
脱ぎ捨てた衣服を着直して、一度、髪を撫でる。野田の衣服も整え、野田にはシーツを掛けてやった。それから眠る野田をまた暫く見詰め、ふと表情を緩めるとそっと、唇を重ねた。
明日、野田がどんな態度で穂積に接しても。
――何もなかったように。
明日は訪れるだろう。そう思いながら、穂積は部屋を後にした。
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野田をじっと見詰めると、規則的な寝息が聞こえてくる。部屋内を静かに反射するその寝息を聞きながら、野田の髪を一束、摘んでみた。真っ直ぐな野田の髪は、穂積の指先から逃げるように、はらりと零れ落ちた。
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