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バックヤード・シンドローム(4)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※18禁描写ですw よろすくおながいします。


「慎治さん、いつもより興奮してる?」

 わざとらしく耳元で問い掛ける。胸元をまさぐりながら、下着に手を差し入れて直に慎治さんを握った。根元で輪っかを作って先まで滑らせると、先端から先走りが溢れた。

「んっ、お前も、いつもより興奮してんだろーが……っ」
「うん。もう……今すぐ挿れてーよ」

 慎治さんの下着をずらして後ろを晒すと、そこに指先で掬い取った慎治さんの先走りを塗り付けた。そのまま指を挿し込んで、ぐるりと中を拡げる。少し急いた手つきで中まで指を進めて、慎治さんの悦い場所を内側から押した。

「は、ぁっ、……っ」

 机に腕を突いていた慎治さんの肘ががくん、と折れた。身体を折った事で突き出す形になった慎治さんの尻。俺の指を咥え込む慎治さんの窄まりを、俺は目を細めて見下ろした。

「慎治さん、スゲェやらしい」

 指先で慎治さんの内側を擦りながら、指を抜き挿しする。

「んっ、どっちが、だよ……っ」

 背をびくびく波打たせながら、慎治さんは俺の指を締め付ける。そか、やらしいのは、どっちだ。少し可笑しくて、笑いながら指を抜いた。そして俺の指を咥え込んでいたその入口に、下着をずらして取り出した俺の先端を押し付ける。

「……っ、ぁ……」
「濡らすモノ、ないよね」
「ねーよ。……っ、しっかり濡らせよ、っでないとお前が、痛ぇぞ」
「うん」

 こんな時でも。

 慎治さんは自分の痛みより俺の痛みを心配する。なんなんだろう、この人は。

 俺は掌に唾を吐いて、慎治さんのウシロと俺の猛りに塗り付けた。

 いつも思う。慎治さんが自分の心配をしない分、俺が、ちゃんと慎治さんを気遣って、労れるようになんねぇと。……って仕事中の慎治さんにこんな事してる時点で全然説得力ねぇかな。コレは、イイよね、慎治さん?

 問い掛ける代わりに俺は、ぐ、と腰を進めて慎治さんの中に入った。潤いは充分足りていたみたいだ。慎治さんは、一気に根元まで貫いた俺を、優しく押し包んだ。





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