※18禁エリアです(*´∀`)
いつまでも身体に残る熱を下げるかのように、低めの温度に設定した湯を浴びる。和大が体内に吐き出した白濁を掻き出すべく、ナツメは自ら背後に指を挿し入れた。
「んっ……は……」
和大を受け入れて柔らかくなった襞がナツメの指先を包む。指先を少し曲げ、中のものを掻き出すその刺激に、吐精の余韻を残すナツメの身体は簡単に火が点いた。
「ぁ、……、……」
声を堪えて緩く腰を揺らす。立っていられなくて、がく、と膝が折れた。膝立ちになり、壁に頬を宛てて身体を支える。空いた片手を自身に伸ばし、指先で扱いた。
「っ、……、……っく」
和大、と無言で呼ぶと、身体に電流が走る。唇を噛んで声を殺す。雨のように降ってくるシャワーに洗われながら、ナツメはひっそりと、精を吐いた。
再び荒くなった呼吸。収まるのを待ちながらじっと、全てが流れて行くさまをシャワーに打たれて眺めていた。
「ナツメさん、……大丈夫?」
戸口から聞こえた和大の声。ナツメはふと笑って、湯を止めた。
バスタオルにくるまって戸を開けると、前で待ち構えるように立っていた和大に抱き締められた。その気の遠くなりそうな心地好さに目を閉じて、ナツメは和大に身体を任せた。
「――和大」
けれどもいつまでも離そうとしない和大の腕の中は、やがてナツメを切なくさせる。ナツメは和大の胸に手を置き、そっと身体を離した。ちょっと待ってろ、と和大に言い置いて、そのままナツメは玄関に向かった。
「これ」
戻ったナツメは手にしていていたものを和大に手渡した。それは前の男に拳とともに投げ付けられた、この部屋の合鍵。
「いいの?」
受け取った和大が、その鍵を握り締めて問い掛ける。
「お前が要らなくなるまで持ってていいよ」
穏やかな笑みで頷いて、ナツメは床に脱ぎ捨ててあった服を再び着込んだ。
「ちょっと、――出かけて来る。帰るなら、鍵」
頼むな、と小さく残し、ナツメは一人、部屋を後にした。
振り返って和大の表情を見ることは、できなかった。
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「んっ……は……」
和大を受け入れて柔らかくなった襞がナツメの指先を包む。指先を少し曲げ、中のものを掻き出すその刺激に、吐精の余韻を残すナツメの身体は簡単に火が点いた。
「ぁ、……、……」
声を堪えて緩く腰を揺らす。立っていられなくて、がく、と膝が折れた。膝立ちになり、壁に頬を宛てて身体を支える。空いた片手を自身に伸ばし、指先で扱いた。
「っ、……、……っく」
和大、と無言で呼ぶと、身体に電流が走る。唇を噛んで声を殺す。雨のように降ってくるシャワーに洗われながら、ナツメはひっそりと、精を吐いた。
再び荒くなった呼吸。収まるのを待ちながらじっと、全てが流れて行くさまをシャワーに打たれて眺めていた。
「ナツメさん、……大丈夫?」
戸口から聞こえた和大の声。ナツメはふと笑って、湯を止めた。
バスタオルにくるまって戸を開けると、前で待ち構えるように立っていた和大に抱き締められた。その気の遠くなりそうな心地好さに目を閉じて、ナツメは和大に身体を任せた。
「――和大」
けれどもいつまでも離そうとしない和大の腕の中は、やがてナツメを切なくさせる。ナツメは和大の胸に手を置き、そっと身体を離した。ちょっと待ってろ、と和大に言い置いて、そのままナツメは玄関に向かった。
「これ」
戻ったナツメは手にしていていたものを和大に手渡した。それは前の男に拳とともに投げ付けられた、この部屋の合鍵。
「いいの?」
受け取った和大が、その鍵を握り締めて問い掛ける。
「お前が要らなくなるまで持ってていいよ」
穏やかな笑みで頷いて、ナツメは床に脱ぎ捨ててあった服を再び着込んだ。
「ちょっと、――出かけて来る。帰るなら、鍵」
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振り返って和大の表情を見ることは、できなかった。
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