※18禁エリアはいりますw
「お前が、ヤじゃなければ」
――ヤったすぐあと別の男に抱かれに行こうとするような俺の事を。
「ヤなワケねぇじゃん」
ナツメを宥めるように背を撫でた和大の手が、羽織ったままだったナツメのダウンジャケットをそっと脱がせた。ふぁさ、と柔らかい音を立ててそれが床に落ちる。
「だって俺、……」
――お前を怒らせるよな事したろ? なんで怒んねぇの?
こんなに和大を欲しているのに、和大を誘ったのはナツメなのに、混乱から抜け出せない心はナツメを、まるで和大を拒むかのように小さく身じろがせた。
「俺の心配してくれてんだね、ナツメさん」
「ちが……」
上衣の裾から和大の手のひらが差し入れられた。直に触れられて肌に感じる、和大の手の温もり。正直な身体はそれだけでびく、と痙攣するように震えた。
「ぁ……」
裾からシャツをたくし上げられて、するりと上衣を脱がされた。和大も自ら上衣を脱ぎ落として、そしてナツメの手を取った。
「ナツメさん、行こ」
手を引かれ、一緒に歩いてベッドに乗り上げた。二人で寄り添うように身体を横たえて抱き合うと、全身に和大の体温が流れ込んでくる。和大の手のひらが、ナツメの腿から中心に向かってゆっくりと身体の線を辿る。それだけで、ナツメの身体は昂揚し、頬は熱を帯びた。
「ぁ……和大……」
「ん、……どしたの」
「早く、……」
欲し……、と和大の前を探るような手つきで寛げた。その手をそっと制して、和大自ら下肢に纏うものを脱ぎ、次いでナツメの着衣も取り去った。
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――ヤったすぐあと別の男に抱かれに行こうとするような俺の事を。
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「だって俺、……」
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「俺の心配してくれてんだね、ナツメさん」
「ちが……」
上衣の裾から和大の手のひらが差し入れられた。直に触れられて肌に感じる、和大の手の温もり。正直な身体はそれだけでびく、と痙攣するように震えた。
「ぁ……」
裾からシャツをたくし上げられて、するりと上衣を脱がされた。和大も自ら上衣を脱ぎ落として、そしてナツメの手を取った。
「ナツメさん、行こ」
手を引かれ、一緒に歩いてベッドに乗り上げた。二人で寄り添うように身体を横たえて抱き合うと、全身に和大の体温が流れ込んでくる。和大の手のひらが、ナツメの腿から中心に向かってゆっくりと身体の線を辿る。それだけで、ナツメの身体は昂揚し、頬は熱を帯びた。
「ぁ……和大……」
「ん、……どしたの」
「早く、……」
欲し……、と和大の前を探るような手つきで寛げた。その手をそっと制して、和大自ら下肢に纏うものを脱ぎ、次いでナツメの着衣も取り去った。
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