『ナツメお前、そろそろいいだろ?』
「――え」
『松田とヤる度俺呼ぶのも。俺にも……都合ってモノがあんだよ』
「……ん、だね。ごめん」
『松田にフラれたらまた慰めてやるよ』
カラダでな、と冗談口調で笑って、河辺は電話を切った。
「――え」
『松田とヤる度俺呼ぶのも。俺にも……都合ってモノがあんだよ』
「……ん、だね。ごめん」
『松田にフラれたらまた慰めてやるよ』
カラダでな、と冗談口調で笑って、河辺は電話を切った。
河辺を呼び出したのは四度目だった。今日も和大が部屋に来た。和大の作った夕食を二人一緒に取り、そして和大をベッドに誘った。
満たされ過ぎてやり場のない気持ちを、和大を部屋に残していつもの店に逃げるように訪れたのも四度目だった。
和大はその度何も言わずにナツメを送り出す。そして自ら作った小さな罪悪感を背負って戻ったナツメを、和大はただ無言で、笑みと包容で迎えた。
いっそ殴り付けられてでも「行くな」と言われる方が楽だったろう。反発の仕方なら知っている。
無言で包まれる心地好さ。けれどもナツメは自分の気持ちをどう対処すれば良いのか、解らずにいた。
携帯をカウンターに置いたナツメの前に、マスターがいつものように薄めに作ったジンリッキーを差し出した。
「ショウちゃん、来ないって?」
「うん。尚大(しょうだい)にフラれた。……そりゃそだよね。ヤりもしねぇのに来る意味ねぇし」
少しの寂しさを紛らすように、ナツメは肩を竦めておどけたように笑ってみせた。
「ナツメちゃん、フラれたのはナツメちゃんじゃなくてショウちゃんの方でしょ?」
「……なんで?」
「ショウちゃんがどんだけナツメちゃんのこと大事にしてると思ってんの」
「……そなの?」
「あーあぁ。ショウちゃんも報われないわぁ」
マスターは筋肉で盛り上がった肩を竦ませて大袈裟に溜め息を吐いてみせた。
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波乱まであと少しw
河辺のフルネーム→河辺尚大(しょうだい)す(*´∀`)
なんかなんとなく呼び名被りますねごめんHさん(;´Д`)
満たされ過ぎてやり場のない気持ちを、和大を部屋に残していつもの店に逃げるように訪れたのも四度目だった。
和大はその度何も言わずにナツメを送り出す。そして自ら作った小さな罪悪感を背負って戻ったナツメを、和大はただ無言で、笑みと包容で迎えた。
いっそ殴り付けられてでも「行くな」と言われる方が楽だったろう。反発の仕方なら知っている。
無言で包まれる心地好さ。けれどもナツメは自分の気持ちをどう対処すれば良いのか、解らずにいた。
携帯をカウンターに置いたナツメの前に、マスターがいつものように薄めに作ったジンリッキーを差し出した。
「ショウちゃん、来ないって?」
「うん。尚大(しょうだい)にフラれた。……そりゃそだよね。ヤりもしねぇのに来る意味ねぇし」
少しの寂しさを紛らすように、ナツメは肩を竦めておどけたように笑ってみせた。
「ナツメちゃん、フラれたのはナツメちゃんじゃなくてショウちゃんの方でしょ?」
「……なんで?」
「ショウちゃんがどんだけナツメちゃんのこと大事にしてると思ってんの」
「……そなの?」
「あーあぁ。ショウちゃんも報われないわぁ」
マスターは筋肉で盛り上がった肩を竦ませて大袈裟に溜め息を吐いてみせた。
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波乱まであと少しw
河辺のフルネーム→河辺尚大(しょうだい)す(*´∀`)
なんかなんとなく呼び名被りますねごめんHさん(;´Д`)
コメント
>秘密拍手コメiさん(*´∀`)
わー!わわわわー!
……というわけでマスターのナツメの呼び名、変えましたw
いやナツメって名前自体オニャノコっぽい名前なんで
ナっちゃんヤバいかなぁって思いながらエイってやったんで
丁度ヨカタと思ってます(*´∀`)
棗←この漢字が命名に使えないのが残念す(;´Д`)
でも頂いたジュースはしっかり頂戴いたします(私がw)(*´∀`)
こんなコト多くてアレですが引き続きお付き合いいただければウレシスですアセアセ
わー!わわわわー!
……というわけでマスターのナツメの呼び名、変えましたw
いやナツメって名前自体オニャノコっぽい名前なんで
ナっちゃんヤバいかなぁって思いながらエイってやったんで
丁度ヨカタと思ってます(*´∀`)
棗←この漢字が命名に使えないのが残念す(;´Д`)
でも頂いたジュースはしっかり頂戴いたします(私がw)(*´∀`)
こんなコト多くてアレですが引き続きお付き合いいただければウレシスですアセアセ