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09.白い肌を月明かりが照らし出した(6)(R18)(完)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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 体内を満たす榛名の指がゆっくりと去ってゆく。去り際駄目押しのようにまた、指先が覚えたばかりの怜史の官能を掠めた。怜史の身体は意思から切り離されたかのようにびく、と跳ねた。

「んっ、榛名さ……攻める時は結構意地悪、だね……んっ」

 薄目で榛名を見上げる。その目元にキスを落として、榛名は怜史を愛しいものを見るような優しい目で見下ろした。

「怜史は受ける時は、凄く可愛い……」

 足を抱えられ、背後に榛名を感じる。同時にぬるり、と濡らされ解れた後孔に榛名の先端が入ってきた。

 痛みはない。ただ、初めての感覚に身体が強張る。

「怜史、大丈夫だから……力抜いて」
「んっ、ごめ……はぁ、あ」

 言われて大きく呼吸すると、僅かに身体が弛緩する。そこを見計らったように榛名がぐ、と腰を進めた。

「んっ、榛名さ……」
「あぁ……怜史、イイ……怜史も、すぐ悦くしてあげる……」

 榛名の手に中心を握られる。緩く扱かれ、前から快感を煽られる。意識のやり場が分からなくてシーツを握ると、その手をそっと取られて自身を握らされた。その上から、榛名の手に包まれる。一緒に快感を煽りながら、榛名が腰を使い始めた。

 最初は穏やかに、そして少しずつ、激しさを伴ってゆく。

「あ、榛名さん……っ、ぁ、……イイ……」

 奥で榛名を感じる。その熱さが切ない程に愛しい。身体の内側を榛名自身に愛撫される、それが歓びだと感じる。

「怜史、上、乗れる……?」

 朦朧としながら快感を追っていたところを、榛名に引っ張り起こされた。

「ん……、ぁ……」

 榛名がベッドに背を落とし、怜史が榛名に馬乗りの形になる。自重がかかった事で、最奥に榛名が届く。緩く腰を突き上げる榛名に悦い場所を擦られ、背が撓んだ。突き上げられる度に顎が跳ね、眉を寄せて喉を晒す。その喉元を、榛名の指先がつ……、と辿った。

「怜史も、凄く綺麗だよ……」
「んっ……」

 薄く汗を纏った怜史の肌は、銀色の月明りに照らされて、より一層艶を放った――。





おしまい




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怜史×榛名
『君と濡れたい10のお題 』




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こんなトコロでぶった斬りという感じすがお題消化ということでここで完結す(;´Д`)
聡士×淳汰は明日から……w






コメント
秘密拍手コメレスでし(*´∀`)まりがとんございます(*´∀`)
>秘密拍手コメiさん(*´∀`)

リバな二人、ダイジョブだたですかあざす!
榛名は美人攻めみたいなカンジでしょか
怜史もモデルさんなんで美丈夫なカンジしますw
この二人はウチのカプで一番見た目美しいカプなイメージす(*´∀`)
ウシロのハジメテは騎乗位が一番やりやすい(受ける側にとって)
と聞いたことがありますw
自分で加減しながらできるからイイんすかねw
私もMでげす(*´∀`)(性嗜好じゃなくこう……リアルに痛いモン好きw)
(オキシドール万歳w)(どうでもいい情報w)
このままというと怜史ウケのまま、ってコトすかw
でもそすね案外ドッチもこのまま味を占めそうな気もするすw
2009/02/15(日) 19:13 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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