そーうだったーらいーのになぁ(R18)

　四つ這いに四肢を張った体勢で、背後が聡士の熱い塊に貫かれる。

「どーだよ七月？」
「んっ、気持ちいい……、もっと……っ、あっ」

　全てを言葉にする前に、腰を掴まれ、激しく打ち付けられる。己の中を出入りする熱を襞で押し包み、そこに存在する聡士を鮮明に感じながら、七月は目の前の雄に手を伸ばした。

「んっ、淳汰も……っ、頂戴……」

　七月の手に導かれるまま、淳汰がぐ、と腰を突き出す。七月はそれを己の口内に迎えた。

「んっ、っふ、っ、んっ」

　背後の抽送の激しさに崩れ落ちそうになりながら、淳汰の形を己に覚え込ませるように舌で淳汰の猛りを包み込む。舌先を尖らせ、淳汰の快感を必死に追うと、淳汰に頭を掴まれ、喉奥を突かれた。

「あー七月さん、ヤベェスッゲー気持ちいい……」
「んっ、ん、っは、んっ」

　二匹の雄に快感を与えているという事実が、堪らなく七月を興奮させる。官能に震える七月の中心からは、触れられることのないまま先端から快感の雫が溢れ出ていた。

「んっ、っふ、ん、っ」

　七月からは見えない背の上で、七月を貫く二人が絡まる気配。届く水音で、二人がキスをしているのだと察知する。

「ん……、あぁ……、……聡士……」
「あぁ……、……気持ちいい、淳汰……」

　二人ともゆるゆると腰を使いながら、けれども七月の存在を忘れたように二人はキスに没頭し始めた。キスする二人の口端から零れた、どちらのものとも知れない唾液が七月の背を濡らす。

「――ちょっと二人とも、俺の存在忘れてる？」
「あー……ごめん、誰？」

　いつの間にか七月から抜けていた熱塊を二人で握り合いながら、聡士と淳汰が不思議そうに七月を見た。

「え？」
「悪ィけど、出てって」

　聡士が拒絶するように七月に向かって手のひらを向けると、七月の眼前でドアがばん、と閉まった。





「あーあれ？　……夢の中でもうまく行かないし」

　七月は思わずち、と舌打ちをしたが、けれどもそれが楽しいと言わんばかりにくすりと笑った。

「……どしたの？」

　隣で寝ていた男が薄く目を開け、七月を抱き締め直した。

「……ん、なんでもない。もう一回、する？」
「ん……七月がいいなら」
「しよ、したい……」

　七月は身体を僅かに浮かせ、彼をゆったりと抱き締めて、そしてキスをした。



おしまい



聡士×淳汰




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七月、聡・淳の二人とヤってみたいみたいですｗ