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Sometime Butterfly(5)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※18禁描写です。よろすくおながいします。







「んっ、んっふ……」

 顎を跳ね上げて、戯れのように弄っていた男の性器をきゅ、と握った。

「七月でも食わねぇオトコとか、いんの?」

 猛りを握られた男が、塞いでいた唇を離して七月に問う。

「ん……いる」

 気だるく笑って、問い掛けた男を見つめる。七月の視線に射抜かれた男はその妖艶さに思わず言葉を失い、代わりに七月の猛りを口に含めていた男が顔を上げた。

「うっそ。誰?」
「……弟」

 眉を上げて答え、言葉を失った男の猛りを扱いた。彼は我に返ったように腰を揺らし、七月の手のひらに幹を押し付けた。

「七月、弟いんだ」
「七月なら弟だって見境なく真っ先にでも食ってそうなのに」
「ん……、っ」

 埋め込まれていた指が抜かれ、脚を持ち上げられる。男の切っ先を後孔に感じると同時、一気に貫かれる。その質量を包み込み、七月はゆっくりと顎を上げて喉元を晒した。

 揺すぶられ、それに応えるように七月自らも腰を使う。体内の質量を締め付けると、男が熱い吐息を零した。

「こっちにも、……ほら」

 握った雄を促し、欲しい場所を示すように半開きにした口元からいやらしく舌を出してみせる。促された男は、ゆっくりと膝立ちになって、いきり立った雄を七月の舌に乗せた。

「んっ、ん……」

 再び室内の空気に濃密さが増す。己を求める二人に快感をゆだね、七月も再び高みへと上り詰めてゆく。

 ――あ、……。

 舞い上がってゆく二頭の蝶。

 広い世界を知ってもなお、二頭が互いに求め合い、一緒に在り続けて欲しい――。

 二人で空を見上げながら、七月は願った。

 けれども彼は。

 七月の横で呟くように、けれどもはっきりと言った。

「ずっと二匹のままじゃ、いらんないもんな……」




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回想と現実が飛び交ってますがお分かりいただけてますでしょかアセアセ
あと、3pの位置関係、ちゃんとお届けできてますでしょかアッ――!セアセアセアセ(;´Д`)
3p、楽しかったけどここで終了す。お付き合いあざした。引き続きのお付き合いよろすくおながいします(*´∀`)



コメント
秘密拍手コメレスでし(*´∀`)あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!です(*´∀`)
>秘密拍手コメo-iさん(*´∀`)

弟、名前をなんとなく出し損ねてズルズル(;´Д`)
イメージはイタリア系男子(何)
自分で書いといてすごい恥ずかしいんですが
『小池フェロモン兄弟』という呼称をつけまんた\(^o^)/オワタ
(今夜更新分で出す予定すw)
私の周りには双子はほぼなくて
だからこそ妄想も膨らんでしまうのかもすw
でも美形ツインズが仲良くいちゃいちゃ(妄想フィルター越し)
同じスポーツなんかしてたらそりゃ
妄想しろと言っているかのようすよねw
昔昔「BROS」っつうイギリスの音楽グループのフロント二人が
ツインズ(ブロンド美形)で腐心をかなり擽っていたと思われます
(私はナマモノはあまりだたんであんまりですたがw)
兄弟モノは地雷の方も多いので不安イパーイすけど
というかちゃんと筋通して話を書ききれるかかなり不安すけど
引き続きのハゲ増しどぞよろすくおながいいたしますっ

お仕事大変な中、コメまりがとんございますたー(;´Д`)つ且~
2009/07/08(水) 07:22 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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