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誰もがきっと、誰かの。(48)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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 『起きたらまたしよ』

 寝がけに聞いた、貴史の囁きを思い出し、身体まで熱くなってしまいそうになる。それを、苦笑を作ることで自らを諌め、改めて部屋を見渡した。

 広い部屋。全ての部屋を見た訳ではないが、ものの少ないシンプルな部屋からはあまり生活臭を感じない。

 ――なにやってる人、なんだろう。

 昨夜彼に生は全てを預けたが、彼のことはなにも知らないということに今更ながら気づく。

 この広いマンションの一室を維持しているのだから、一人でここに住んでいるのなら、なにかしらそれに見合った収入のある仕事に就いているのだろう。

 この広い部屋に一人?

 家族はいるのだろうか。

 恋人は。

 そこに思いが行き着いて、はっとする。

 もしかしたら、貴史に恋人と呼べる人がいるかも知れない。

 あるいは昨夜の情交は、一夜限りのものだと思われているかも知れない。

 田辺とのこともある。

 所詮は男同士、彼も、田辺と同じように欲望を吐き出し合えればそれで良いと思っているかも知れない。

 またあるいは、生自身に、人にそう思わせてしまうような何かがあるのかも知れない。

 もしそうだとしても。

 結局、貴史の気持ちは何も確かめることをしないまま行為に至った以上、致し方ないことと思わなければならないのだろう。

 昨夜の生には、確かに誰かに求められ、癒やされる必要があった。

 貴史の優しい言葉と行為に、最大限の感謝を。

 少し痛む胸。

 その気持ちの根底に何が芽生えているのか確かめないまま、生は小さく吐息した。



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コメント
秘密拍手コメレスです(*´∀`)あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!ございマス(´Д⊂ヽ
>秘密拍手コメYさん(*´∀`)

あいー(;´Д`)
もっとアッサリあったかーい朝にする予定だたんすけど
流れ的に行きずり感満々なんで
これでラブラブwとなるにはムリがあるなぁとか思い出すと
やっぱりそんなカンジにはできませんですた(;´Д`)
ぐるぐるしてるのは他でもない私という\(^o^)/オワタ
これでいて貴史てば押し切れないオトコ28歳
私としてはかなりもどかしい流れになる予定ですorz
手探りで進めていくことになりますが(ダメ)
引き続きのおつきあい何卒よろすくおながいいたしますっ!
コメあざしたー(´Д⊂ヽ

*************************************************

>秘密拍手コメo-iさん(*´∀`)

30にもなるとそれまでの色々で
やっぱ新しい恋愛に踏み込むこと自体思い切れないというか
「好きっ!」「俺もっ!」わーい みたいなカンジはムリすよねきっとw
特に生は失恋して日も浅いんで
やっぱこの流れが自然かなぁとか思ったりもしてるすw
で、夜書いたラブレターを明るい時刻に読むとウヘァ(;´Д`)となるかのようにw
モギもなんだか夜の強引さは出せず(?)
ああもうちょっとちょっと
となりそう…かなぁと思ってるすw
頭ん中とかメモと大まかな流れは変わらなくても
やっぱ書いてみないと分かんないとこはたくさんあるすね(ダメ)
書いてる本人さえどうなるかワカラン(ダメ杉orz)
暗中模索状態続きますが
なんとか最後にはちゃんとくっつけて終わらせたいと思ってるす(;´Д`)
お忙しいとは思いますが!何卒引き続きのお付き合い
よろすくおながいいたしますっ!
コメあざした(´Д⊂ヽ
2009/11/14(土) 00:12 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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