「今? 夜中一時過ぎ。大阪戻る新幹線なんかとっくに終電なくなってるっつうの。『俺んとこ泊まってけ』ってここ連れてきた途端『あざすっ』って服脱いだのお前だろーが」
「マジっ? んっ、嘘、……っ」
全く記憶にないが本当なのだろうか。ひと眠りしたらしいはずなのにまだ残る、浮遊感。確かにしたたかに酔ったらしい。
「マジっ? んっ、嘘、……っ」
全く記憶にないが本当なのだろうか。ひと眠りしたらしいはずなのにまだ残る、浮遊感。確かにしたたかに酔ったらしい。
「嘘じゃねぇって」
落ち着いた口調で大敬に応えながら、山中の行為は続く。大敬のなけなしの反発心を外堀からじわじわと取り崩してゆくように、中心から遠い場所から順に、大敬の弱い箇所を責められた。
「ちょ、マジで山中さ、何やって……、っ」
大敬の腕を手首まで撫で下ろした手で、そのまま脇腹を撫で上げられる。
「ちょ、やめっ、んっ」
胸の突起に唇が押し当てられ、柔らかく吸い上げられる。
「んっ、っ、……ぁっ」
その突起に、甘く歯が立てられ、舌先で弾かれる。
「ぁ、っ、っん……」
臍の窪みを口付けられる頃にはいつの間にか、山中に縋るように彼の肩を掴み、キスと同様、山中から施される愛撫に夢中になっていた。
それでもするりと下着を脱がされ、悠然と足を開かせられると、最後のひとかけらの理性が大敬の意識を我に返らせた。
「ちょ、マジでヤるつもり、なん……俺、ウシロは……」
経験がないとはっきり言えず、口ごもって山中を見下ろと、上がった息で大きく上下する己の胸が見えた。
「ああマジ? せめてリバかと思ってだけど……そーかそーか。大丈夫だよ悦くしてやるから」
ほんの一瞬動きを止めた山中は、何らかの根拠があるのかないのか、無責任な言葉で執り成して、大敬の足の間に顔を下ろした。
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落ち着いた口調で大敬に応えながら、山中の行為は続く。大敬のなけなしの反発心を外堀からじわじわと取り崩してゆくように、中心から遠い場所から順に、大敬の弱い箇所を責められた。
「ちょ、マジで山中さ、何やって……、っ」
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「ちょ、やめっ、んっ」
胸の突起に唇が押し当てられ、柔らかく吸い上げられる。
「んっ、っ、……ぁっ」
その突起に、甘く歯が立てられ、舌先で弾かれる。
「ぁ、っ、っん……」
臍の窪みを口付けられる頃にはいつの間にか、山中に縋るように彼の肩を掴み、キスと同様、山中から施される愛撫に夢中になっていた。
それでもするりと下着を脱がされ、悠然と足を開かせられると、最後のひとかけらの理性が大敬の意識を我に返らせた。
「ちょ、マジでヤるつもり、なん……俺、ウシロは……」
経験がないとはっきり言えず、口ごもって山中を見下ろと、上がった息で大きく上下する己の胸が見えた。
「ああマジ? せめてリバかと思ってだけど……そーかそーか。大丈夫だよ悦くしてやるから」
ほんの一瞬動きを止めた山中は、何らかの根拠があるのかないのか、無責任な言葉で執り成して、大敬の足の間に顔を下ろした。
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