※15禁でおながいします。
「太一お前、ヤバいって」
徐に、木戸が身体を起こした。
「あ……」
身体を離した木戸の意図が解らなくて、太一は不安げに木戸を見上げた。その視線に木戸は笑って、身体を折って太一を宥めるような触れるだけのキスを一つ、そっと落とす。そして再び身体を起こすと、木戸は自らの服を捲って上半身に纏ったものを纏めて脱ぎ捨てた。露わになった肌を惜し気もなく太一に晒し、ちゃんとベッドに乗れよ、と太一の腕を掴んでベッドの中央に引き上げた。
「じっくりやるつもりやねんから」
ベッドに横たわる太一を膝立ちで跨いで、太一のシャツのボタンを外し始めた。
「そんな表情(かお)して煽んなって。自制利かんようんなる……」
上から三つ、ボタンを外すと木戸は、言葉とは裏腹に急いた仕草で裾から太一の服を捲り、纏めて全て取り去った。
「ぁ……」
肌が直接空気に触れただけで、ぞくりと肌が粟立った。
「寒い?」
木戸は震える太一に覆い被さり、暖を取るように肌と肌を触れ合わせた。
「寒いんとちゃう……」
空調もしっかりと効いたホテルは空気は乾燥してはいるものの、決して寒くはない。木戸を取り巻く空気にすら、過敏な身体は感じてしまうだけだ。
「俺……今やったらお前に見られてるだけでイってまいそ……」
「それは……ちょっとかなり見てみたいな」
含ませたように笑って、木戸が再び身体を起こそうとする。触れ合っていた肌がほんの少しの距離を持った途端、木戸の体温を求めて身体が震える。太一は縋るように木戸の腕を掴んだ。
「あ……嘘。嘘やから、……触って」
言葉と目で、懇願した。木戸はふと、目元を綻ばせた。
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徐に、木戸が身体を起こした。
「あ……」
身体を離した木戸の意図が解らなくて、太一は不安げに木戸を見上げた。その視線に木戸は笑って、身体を折って太一を宥めるような触れるだけのキスを一つ、そっと落とす。そして再び身体を起こすと、木戸は自らの服を捲って上半身に纏ったものを纏めて脱ぎ捨てた。露わになった肌を惜し気もなく太一に晒し、ちゃんとベッドに乗れよ、と太一の腕を掴んでベッドの中央に引き上げた。
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「そんな表情(かお)して煽んなって。自制利かんようんなる……」
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「ぁ……」
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「寒い?」
木戸は震える太一に覆い被さり、暖を取るように肌と肌を触れ合わせた。
「寒いんとちゃう……」
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「俺……今やったらお前に見られてるだけでイってまいそ……」
「それは……ちょっとかなり見てみたいな」
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