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トモダチ、卒業します。(9)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※18禁でおながいしますw


「ぁ、ん、……っ」

 体内に、木戸の指を感じる。異物感に背が粟立つ。異物を吐き出そうとする生理現象を堪えて、全身に力が入る。

「太一、力入れんな」
「ん、っ、は……」

 意識して息を吐いて、背後の力を抜こうとする。その隙を突いて、木戸の指が奥へと入ってきた。中で木戸の指先がぐるりと動き、中が拡げられる。己の体温に馴染んだローションが、木戸の指が動く度にぐちゅ、と淫猥な水音を部屋に響かせた。

「……っ、あっ、木戸、それ……っ」
「ココか」
「んっ、ん、んっ、木戸っ」

 中の一点を探るように押されると、身体が跳ねた。一気に押し寄せる射精の予感。太一の反応を見て心得たように、木戸が何度もそこを掠めてくる。

「あ、も、また、俺だけ、イってまう……っ」

 自らの手で自身の根元を握ってそれを堪えた。奥歯を噛み締め、頬と片手で身体を支える。シーツを握り締め、その皺を深く刻んだ。

「イけよ。イったらええやん」
「嫌やって。木戸、と……一緒にっ」
「俺と一緒にイきたい?」
「んっ、ん、うん……」
「じゃ、我慢せななぁ」

 背後で木戸がふと笑ったのが、その息遣いで分かる。指を回してできた隙間に、もう一本、指が挿し込まれた。今までの異物感に、圧迫感が加わる。二本の指が背後で抜き差しされながら、回り、広げられて太一の襞が少しずつ解されてゆく。

「ぁっ、……ぅ、っん」
「イきそ?」
「ん、っん、ぅん……っ」

 何度も縦に首を振り、そして限界を訴えて首を横に振る。

「俺まだやで、太一」
「ぁっ、んっ、木戸っ」

 共に達したいという欲求より、 とにかく早く甘い責め苦から解放されたいという欲求に飲まれて自らを戒める手を緩めたくなる。そんな自分本位な欲求に負けそうな自分を恥じて、また首を横に振る。





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更新頻度上げる宣言したのに変わらなくてスイマセンorz
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