※性描写です。18禁でおながいします。
「ん……」
頬を拭う手が気持ち良くて目を細めると、木戸が身体を折って、その目元にキスをした。
「太一、好きやで」
「ん……っ、あっ」
再び腰の動きが大きくなる。最奥で木戸を感じる度、身体の芯が歓びに震えて太一を啼かせた。それでももっと、木戸が欲しい。太一は自ら足を木戸の腰に絡め、もっと奥へと、木戸を導いた。その両足を木戸が抱えて、太一の身体を折るように覆い被さった。近付く木戸の唇。唇を開いてそれを待ち受ける。
「ん、ん……っ、ん」
最初のキスの熱さとはまた違う、深みのある熱に溶けそうになる。
木戸を知ってしまった。
もう、木戸なしではいられない。一か月なんて、全然必要なかった。たった数時間。それだけで充分だった。
――もう戻れへん。でも、望んでた事や……。
太一は木戸の背に、両腕を回して木戸を引き寄せた。太一に引っ張られる形になった木戸の身体で、太一の腰が高くで折れ曲がる。その分、また深くで木戸を感じた。
「ん、っふ、……んっ、ンっ」
「太一、めっちゃイイ……っ」
強く打ち付けられ、拓かれる。あるいは今日初めて知ったその場所が、木戸の切先に抉られる。木戸の額に浮かぶ汗の水滴が結ばれて頬を伝い、顎先から滴って太一の頬に落ちた。その雫が、太一を沸点へと誘った。
「んっ、木戸、ぁ、も、俺っ、イきたっ、もうっ……」
「ん、俺ももう……あかんわ……っ」
全身に力が入り、木戸の背に爪を立てる。木戸が、太一の雄を握った。
「あ、木戸っ、イ……っ、イく……ぁっ」
「んっ、太一、……っ」
「あぁっ……っ」
中で、木戸が爆ぜた。薄く目を開けて、木戸を見上げる。
痙攣の度、跳ねる木戸の顎。
小さく漏れる、呻き声。
食いしばる歯が、僅かに開いた唇の隙間から見える。
初めて見た、木戸の表情。
木戸にこんな表情をさせる事ができたのが自分だと思うと、木戸への愛しさが身体から溢れ出そうになる。多分ほんの数秒。そんな事を思いながら、太一も木戸の手の中で、果てた。
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ホテルに来るまでの経緯。→これで、卒業。
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「ん、ん……っ、ん」
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――もう戻れへん。でも、望んでた事や……。
太一は木戸の背に、両腕を回して木戸を引き寄せた。太一に引っ張られる形になった木戸の身体で、太一の腰が高くで折れ曲がる。その分、また深くで木戸を感じた。
「ん、っふ、……んっ、ンっ」
「太一、めっちゃイイ……っ」
強く打ち付けられ、拓かれる。あるいは今日初めて知ったその場所が、木戸の切先に抉られる。木戸の額に浮かぶ汗の水滴が結ばれて頬を伝い、顎先から滴って太一の頬に落ちた。その雫が、太一を沸点へと誘った。
「んっ、木戸、ぁ、も、俺っ、イきたっ、もうっ……」
「ん、俺ももう……あかんわ……っ」
全身に力が入り、木戸の背に爪を立てる。木戸が、太一の雄を握った。
「あ、木戸っ、イ……っ、イく……ぁっ」
「んっ、太一、……っ」
「あぁっ……っ」
中で、木戸が爆ぜた。薄く目を開けて、木戸を見上げる。
痙攣の度、跳ねる木戸の顎。
小さく漏れる、呻き声。
食いしばる歯が、僅かに開いた唇の隙間から見える。
初めて見た、木戸の表情。
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