ただ、それだけ。（９）（R18)

「下、向けますか」
「ん……、ぁ……」

　身体を反転させようとする穂積の動きに野田は素直に従った。ボクサータイプの濃紺のブリーフをずり下ろす。日焼けを知らない白い尻が露わになると、双丘を掴んで左右に広げた。その中央にひっそりと佇む後孔。腰を掴んで浮かせると、穂積は吸い寄せられるようにその窄まりに唇を寄せた。

「ぁっ、……」

　固く閉ざした蕾に舌を這わせると、野田は殺した声を小さく漏らしてシーツを握り締めた。襞の一本一本を伸ばすように、そこに唾液を含ませた舌先を這わせる。

　丁寧に、丹念に。
　痛みを伴わないように。
　快感だけを与えられるように。

　野田に抵抗されない限り、穂積は彼に挿れるつもりでいた。野田自ら棚から墜ちて来た、こんなまたとない機会をみすみす逃すつもりはない。

　野田は相変わらずごく小さく喘ぎながら何かを堪えている。快感か、羞恥か、背徳感か。堪える事で本当に己の罪が償えると信じているかのように。

　たっぷりと水気を帯び、柔らかく解れはじめた窄まりに舌先を挿し入れた。

「んっ、ぁ……」

　野田が背をしならせ、体内に入ってきた異物から逃れようと腕が前方へと伸ばされる。穂積は片腕を伸ばして野田の腕をそっと掴み、野田のその動きをやんわり阻んだ。

　舌先で作った隙間から唾液を送り込む。柔らかく綻んだそこは、何かを求めるようにひくひくと収縮を繰り返した。そこに、親指を挿し込む。充分に潤い、丹念に解されたそこは穂積の親指を容易く飲み込みあまつさえ奥へ導くかのように中が蠢いた。




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また延々エロの蟻地獄に陥りそす……orz
間に別カプエロ挿れたいのにこれじゃドッチもエロになりそす＼(^o^)／ｵﾜﾀ