※性描写アリです。18禁でお願いします。
「あっ……け……いちろ……」
玲が健一郎の名前を呼ぶ。その声に今まで堪えてきたものを壊されたかのように、健一郎は荒っぽい手つきで背後から腕を回し、玲の肩を掴んで動きを封じた。
「あっ……け……いちろ……」
玲が健一郎の名前を呼ぶ。その声に今まで堪えてきたものを壊されたかのように、健一郎は荒っぽい手つきで背後から腕を回し、玲の肩を掴んで動きを封じた。
「もっと……な……まえ……俺の……、玲さん……イっく……っ!」
今までとは比べ物にならない強い力で突き上げられ、けれども健一郎の腕に拘束された玲は健一郎にその身を委ねるしかなかった。その荒々しさに身体すべてを串刺されたような錯覚に陥る。
「あ、けん……ぃちろ……、あ、ぁ、健一郎……!!」
ずん、と大きく揺すられ、中で健一郎が弾けた。その時の健一郎の表情があまりに扇情的で、玲の奥底も大きく波打った。
「あ、ぃっく……イく……あぁ……っ!」
全身を硬直させて健一郎を絞り上げ、玲も精を放った。根元から締め付けられ、玲の後を追うように二度、三度、健一郎が身体を震わせて残った精を全て吐き切る。
身体の硬直が解けると、玲は力なく健一郎の上にどさりと倒れ込んだ。荒い呼吸が静まるのを待ちながら手探りで健一郎の耳元を撫でる。顔の線を辿って掌を首まで滑らせると、健一郎の鼓動が掌に伝わってくる。
「す……ごかった……」
放心状態の健一郎が吐息混じりに呟いた。
「やっぱり山根さん……狼男ですね……。俺……食い尽くされたって感じが……」
します……、と反芻でもしているのか、遠くを見つめてまだ呆然としている。玲はうっとりとした表情で健一郎の顎先にねっとりと、キスをした。そのキスにふと我に返らされ、健一郎が視線を玲に戻す。
「また……一緒に月見ませんか」
頬にかかった月明かりを確かめるように、健一郎が玲の頬を親指でなぞる。
「そして……また……俺を……食って下さい」
「……やだ……」
「……え?」
玲ががば、と上体を起こした。
「月が出てなくてもしたいし俺も食われたいしそれに」
一息に話して玲はまた健一郎に身体を添わせた。
「……ずっと、俺もお前の事が好きだったんだ……今まで散々毎日来ておいて……」
耳元で告白して、表情を隠すようにその耳朶を噛む。
「山根さん……」
嬉しそうに微笑んで健一郎が玲の背を撫でた。
「もちろん明日も来ます。明後日も明々後日も……」
健一郎の耳朶を舌先で弄ぶようにぴちゃ、と音を立てキスをする。健一郎は少しくすぐったそうに肩を竦ませる。
「ん……そうしてくれると助かる……けど」
「……はい?」
「会社にはバレないように細心の注意を払えよ」
急に現実に引き戻され、健一郎はそうだった、と溜め息を吐いた。
「……はい。頑張りますから……今夜はこのままもう一回……」
健一郎がねだるようにキスを求め、小さく唇を開く。
「……ん……」
月が傾くまでまだ少し。月明りに照らされた狼男二人は再び愛し合う事に専念した。
おしまい
2/3へ→
1/3へ→
つきはきんいろ。へ→
↓よければポチっと押してクダサイ
今までとは比べ物にならない強い力で突き上げられ、けれども健一郎の腕に拘束された玲は健一郎にその身を委ねるしかなかった。その荒々しさに身体すべてを串刺されたような錯覚に陥る。
「あ、けん……ぃちろ……、あ、ぁ、健一郎……!!」
ずん、と大きく揺すられ、中で健一郎が弾けた。その時の健一郎の表情があまりに扇情的で、玲の奥底も大きく波打った。
「あ、ぃっく……イく……あぁ……っ!」
全身を硬直させて健一郎を絞り上げ、玲も精を放った。根元から締め付けられ、玲の後を追うように二度、三度、健一郎が身体を震わせて残った精を全て吐き切る。
身体の硬直が解けると、玲は力なく健一郎の上にどさりと倒れ込んだ。荒い呼吸が静まるのを待ちながら手探りで健一郎の耳元を撫でる。顔の線を辿って掌を首まで滑らせると、健一郎の鼓動が掌に伝わってくる。
「す……ごかった……」
放心状態の健一郎が吐息混じりに呟いた。
「やっぱり山根さん……狼男ですね……。俺……食い尽くされたって感じが……」
します……、と反芻でもしているのか、遠くを見つめてまだ呆然としている。玲はうっとりとした表情で健一郎の顎先にねっとりと、キスをした。そのキスにふと我に返らされ、健一郎が視線を玲に戻す。
「また……一緒に月見ませんか」
頬にかかった月明かりを確かめるように、健一郎が玲の頬を親指でなぞる。
「そして……また……俺を……食って下さい」
「……やだ……」
「……え?」
玲ががば、と上体を起こした。
「月が出てなくてもしたいし俺も食われたいしそれに」
一息に話して玲はまた健一郎に身体を添わせた。
「……ずっと、俺もお前の事が好きだったんだ……今まで散々毎日来ておいて……」
耳元で告白して、表情を隠すようにその耳朶を噛む。
「山根さん……」
嬉しそうに微笑んで健一郎が玲の背を撫でた。
「もちろん明日も来ます。明後日も明々後日も……」
健一郎の耳朶を舌先で弄ぶようにぴちゃ、と音を立てキスをする。健一郎は少しくすぐったそうに肩を竦ませる。
「ん……そうしてくれると助かる……けど」
「……はい?」
「会社にはバレないように細心の注意を払えよ」
急に現実に引き戻され、健一郎はそうだった、と溜め息を吐いた。
「……はい。頑張りますから……今夜はこのままもう一回……」
健一郎がねだるようにキスを求め、小さく唇を開く。
「……ん……」
月が傾くまでまだ少し。月明りに照らされた狼男二人は再び愛し合う事に専念した。
おしまい
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コメント
本当に食われたのは誰だ?…けけけけけ。
いや~、全部UPされるまでコメント我慢してたあつきです(笑)
エッチの最中だけ名前を呼ぶのって、どーにもこーにもきますよね~ふふっふ。
あまあまエッチには譲れない条件なような気がします。
ご、ご馳走様ですwむふふふふ。
いや~、全部UPされるまでコメント我慢してたあつきです(笑)
エッチの最中だけ名前を呼ぶのって、どーにもこーにもきますよね~ふふっふ。
あまあまエッチには譲れない条件なような気がします。
ご、ご馳走様ですwむふふふふ。
2007/09/23(日) 21:01 | URL | あつき #-[ 編集]
>あつきサン
コメありがとうございます~!(ウレチ~!)
食われたのは…やっぱりタチの方ではないかとwww
若干ヘタレ入ってる感じもする事ですしw(若干?)
あ、ご馳走様って…あつきサンが食った(いや、お食べになった)って事でしょうか…?wwwww(急に緊張)
ヤバい、マジレスしちゃったwwwww
ごごごごご満足いただけたでしょうか(ドッキドキ)
どうぞまたお越しくださいマセ~~~m(_ _)m
コメありがとうございます~!(ウレチ~!)
食われたのは…やっぱりタチの方ではないかとwww
若干ヘタレ入ってる感じもする事ですしw(若干?)
あ、ご馳走様って…あつきサンが食った(いや、お食べになった)って事でしょうか…?wwwww(急に緊張)
ヤバい、マジレスしちゃったwwwww
ごごごごご満足いただけたでしょうか(ドッキドキ)
どうぞまたお越しくださいマセ~~~m(_ _)m
連戦の体力があるというのが羨ましい・・・
やっぱ、初エッチは2回戦が基本よね。
えっ、3回戦アリ!?
やっぱ、初エッチは2回戦が基本よね。
えっ、3回戦アリ!?
2007/11/10(土) 16:08 | URL | 平和堂書店 #-[ 編集]
なにせファンタジーですから!
3回戦でも4回戦でも
一晩中でも24時間でも
アリですよ!平和堂書店さま!wwwww
3回戦でも4回戦でも
一晩中でも24時間でも
アリですよ!平和堂書店さま!wwwww
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