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すべては愛のためだろ?(23)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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 満たされる独占欲。それなのに、もっと、と全身が叫ぶように求める。

 己の下で感じさせて、満たしたい。

 喘がせて、啼かせたい。

 なのに壊して、泣かせてみたくなる。

 ――これは、無理かな。

 苦痛と快感を堪える聡士を見つめて、淳汰は少し笑った。

 この湧き上がる欲望は、どれだけこの行為を重ねたら満たされるのだろう。

 あるいはどんなに重ねても、満たされることがないのかも知れない。

「……お前も俺に挿れてる時、こんな気分になんの?」
「な、にが、……っ」

 聡士の胸元に手のひらを這わせ、小さな尖りを二本の指で挟む。その突起の固さを指に感じると、そこを指先で摘み、そして弾いた。途端に聡士の身体がびくりと震える。跳ねて突き出された聡士の顎先にまた、噛み付くようなキスを落とす。

「スゲー……イイ」

 抽送の幅を大きくしながら、恍惚と言葉にした。

「絶対、……」
「ん……?」

 何かを話そうとする聡士を、強く揺する。

 ――そのまま話せよ。

 喘ぐように話す聡士が見てみたい。その欲望のままに、聡士を突き上げる動きを止めずに続きを促した。

「絶対、飽きんなよ、っ」
「……、聡士……」

 その言葉が、ずしりと重く胸に突き刺さる。思わず嗜虐的になっていた自分にはっとして、抽送の動きを止めた。

 動きを止めた淳汰に聡士は笑って、我に返ってしまった淳汰の頬を指の背でそっと撫でた。





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聡士×淳汰




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