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偏愛エレジー(60)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※18禁エリア入りますたw






 塞がれた唇には舌が挿し入れられ、歯列を割って上顎が内側から舐め上げられる。途端にそこで電気が生じたように、脳髄まで快感が駆け抜けた。全てが三週間ぶりの身体にその刺激はあまりに強く、位織は眉を寄せて身体を震わせた。

 ズボンの前は慣れた手つきで緩められ、下着の中に差し入れられた手が閉じた脚を割って、その奥へと伸ばされる。

「ぁ、尚大、……んっ」

 背後に触れられると、身体がそこから灼けるように熱くなる。固く閉ざした後孔に乾いたままの指が挿し込まれ、浅い場所でぐるりと回った。

 潤いのないままそこに指先を受け入れたことで生まれる小さな痛みでさえ、尚大の手によるものだと言うその事実だけで、挿し込まれた指先を異物と捉える本能を凌駕して、心は熱く震えながら昂ぶってゆく。

 尚大にこんな手荒な愛撫を施されたのは初めてだった。

 それなのに。

 揺れ始める腰。熱を帯び血を集める雄。

 両の手首を押さえ付けてはいるが、位織が抵抗らしい抵抗は何もしていないことに、尚大は気付いているだろうか。

 それとも尚大に触れられて位織の身体が震えてしまうことさえ、尚大にとっては苛立ちなのだろうか。

 押さえ付けられ、屈伏させられるかのような行為。それさえ――心地好いと感じる。

 尚大の激情に己の全てを任せ、そのうねりに飲み込まれてしまいたい、と位織は密かに願った。

 下肢に纏うものが引き剥がすように取り去られると、熱く形を成した位織の猛りが晒される。強引なこの行為にさえ反応を示し、あまつさえ蜜を零して濡れるその様子に、尚大はその切れた目をすっと細めて冷たく笑った。

 反転を促され、俯せになるとすぐ腰を掴まれ、一旦抜き去られていた指がまた、潤いのないまま挿し込まれた。





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尚大×位織

関連:和大×ナツメ 



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コメント
秘密拍手コメでし(*´∀`)まりがとんございます(*´∀`)人(´∀`*)


>秘密拍手コメo-iさん(*´∀`)

あいー私もこのまますんなり……と思ってたのにまたw
位織んにまだw若干災難がw
なんででしょうw位織が災難を呼びます\(^o^)/オワタ
どうしても泣かせたくなるキャラなんでしょかw
でもなんだかまだまだ痛めつけ足らない気がするのは
何故なんでしょうwwwwww
ダイジョブですかこの流れ
尚大はもちょっとちゃんと自分の本心を認めないといけないし
位織んは逃げるのをやめないといけないと思いながら
書いてるつもりなんすけど
どうにもこうにも脱線しそうでおっとっと、あああああ(;´Д`)
ってな調子でしアセアセ

わぁ(*´∀`)ウチのキャラたちのフォルダを(*´∀`)ウレシス(*´∀`)
それじゃこれからは見つけたら逐一写真をお送りしますです(*´∀`)


2009/05/28(木) 23:18 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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