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偏愛エレジー(72)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※そろそろ18禁でおながいします。





 尚大への想いを忘れようとしていた間でさえ、ただ一途に尚大を愛していたと、背を撫でるこの手のひらから尚大に伝えたかった。

「位織さん……」
「ん、……」

 キスで唇を触れ合わせながら、密着するように下肢も触れ合わせる。位織を求めて熱くなる尚大の雄。緩く腰を揺らして、位織もまた尚大を求めていると伝えるように、再び熱を持ち始めた位織の雄を尚大の熱に擦り付けた。どちらのものともつかない先走りの蜜で、互いの猛りがぬるりと滑った。

 背に回されていた尚大の手が、肌を辿って胸元に置かれた。親指の腹で胸の小さな突起を潰すように押され、身体の奥からぞくりと快感が駆け抜けた。跳ねそうになる胸を尚大の重みで押さえ付けられ、尖ったそこを指先で摘まれる。

「ぁっ、っ」
「位織さんが何も話さないから」

 キスの僅かな合間に、尚大が言葉を紡ぐ。

「俺、位織さんの身体のことしか知らねぇよ」
「んっ、ぁっ、……っ」

 摘まれていたそこを、指先で数度弾かれる。そのたび位織の身体は意思の及ばないところでびくびくと震えた。

 七年。

 身体だけを重ね続けたその手は、どうすれば位織が感じるのか、どうやれば位織が小さく啼くのか、全てを知っている。

 今、位織自身を知りたいと落とされる言葉は、その手以上に位織を高みへと導いてゆく。

「さっきの男、なんなの」
「んっ、さっき、も言った……」
「じゃあなんで俺のこと知ってんの」
「尚大っ、んっ、……」

 尚大の嫉妬とも取れる言葉が、嬉しい。身体は熱くなるばかりで、胸の突起を弾かれながら向けられる問いに、言葉で返すことができない。

「ねぇ位織さん」
「っ、きあって、って」

 喘ぐように声を絞り出すと、不意に尚大の手が止まった。






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尚大×位織

関連:和大×ナツメ 



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いやだからこれじゃ位織がしゃべれないってw尚大サンw


コメント
秘密拍手コメレスでし(*´∀`)遅くなってスイマセンあわわわ(;´Д`)
>秘密拍手コメo-iさん(*´∀`)

「確認の徹底」イイ言葉すねw
全くその通りすね、3週間会えなかったワケすから
しかも何の予告もなく連絡全く取れなくなって、ってカンジでw
お仕置きムード、若干漂ってますねwあんま気にしてないんすけど
せっかくなんで位織んガマンさせましょか
梁瀬、アテウマの役目はきっちり果たしましたでしょかw
そのためのアテウマなんで、カワイソなのが宿命すw
いつかまた報いてやりたいす(*´∀`)

かっ果実のヌルヌルは食べごろのサイン……!!!
なんつーコピーですかw
果実がヌルヌルしたら食べごろって、どんな果物すかw
柔らかく綻びたらぐっと食っちゃってくだたい( * )←
こんなイメージしか湧かないす\(^o^)/オワタ
2009/06/10(水) 07:34 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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