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偏愛エレジー(73)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※18禁でおながいします。





「――え?」
「付き合って、って。言われて、……」

 肩で息をしながら、官能の熱に再び潤み始めた瞳で尚大を見上げる。

「付き合ってんの?」
「……え?」
「そいつと」

 身体を僅かにずらして、尚大の唇が胸元に下りた。尖りを舌先で弾かれ、歯が立てられる。

「んっ、んンっ、んっ」

 身体を跳ねさせながら、小さく首を横に振る。

 今日、こうやって尚大がもう一度現われることがなければ、今頃梁瀬と一緒にいただろう。尚大を愛しているこの身でも、尚大を忘れさせてくれるというなら、一刻も早く梁瀬に抱かれてしまいたいとも思った。

 けれども尚大に必要だと請われた今、最早梁瀬と付き合うことは選択肢になかった。

 初めて会った時から今までずっと、位織にとっては尚大が、全てだ。

「でも俺のことまで話すような仲なんだよね」
「ぁっ、っ、でも、何もっ、ない……」

 突起に唇を押し当てたまま話す振動が脳髄にまで響く。溶かされ蕩けてゆく身体。必死に声を返した。

「ほんとに?」
「んっ、ん、ぅん……ぁっ」

 先刻の行為で痛みと官能に熟れたままの後孔に、指が挿し入れられた。位織を知り尽くした指先は、何の迷いもなく位織の官能の一点を内側から擦り上げた。

「あっ、っ、んっ……」

 位織の体内が震え収縮することも熟知したその指は、間を置かずすぐ、指を締め付けるその襞を振り切るようにぐるりと中で動く。

 快感に、身体が灼き切れてしまいそうな気がする。

 浅い呼吸しかできずに、思考に膜が掛かり始める。

 後孔では深くまで穿たれた指が浅くまで抜かれ、そしてまた、前立腺を強く擦りながら奥まで挿し込まれた。


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尚大×位織

関連:和大×ナツメ 



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コメント
年上受け♡
位織さん、何だか回を追う毎に好きになってます。(私は尚大か!?)
野田さん、陣内さんに引き続き、流される年上受けに弱いということが判明しました~♪
梁瀬さんは、どうなるんでしょうねぇ...。
2009/06/10(水) 22:18 | URL | R #-[ 編集]
年下攻め(年上ウケ)ダイスキー(*´∀`)
>Rさん(*´∀`)

あああああそう言っていただけたならウレシスでし(´Д⊂ヽ
ワタシが黒い、とか自分から言っちゃうから
位織の印象悪くしたりしてたんかなぁとかちょと思いますが
それもこれもただもう尚大がスキでスキでどうしようもないから、
この感情あっての行動だたりするつもりで書いてきますたw
流されウケ、ワタシもダイスキす( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
ウケは快感に弱ければそれでイイすw

梁瀬は一応そのうち誰かとくっつけたいと思ってますが
まだカタチにできてないす(;´Д`)
またお会いできました際はぜひよろすくおながいします!
2009/06/10(水) 22:59 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
秘密拍手コメレスでし(*´∀`)あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!です(*´∀`)
>秘密拍手コメo-iさん(*´∀`)

執着してなさげだったのは
尚大→ナツメ
位織→教授
と尚大が勝手に作ってた図式に囚われてた、
ってのも一因なんじゃないかと思うすw
時間かけてねっとりじっくり前戯に費やしたいんすけど
力量不足で結局ちょろっと前戯やって
わりと早くにフィニッシュしちゃいそうす(;´Д`)

りりりりんごっ?!すか。
全然イメージじゃないすねw
確かにメロンの中身の方がなんかしっくりキますw
o-iさんのもすっかり腐側のお方になられましたですね(*´∀`)
あと少しのエロ、どうかお付き合いよろすくおながいします!
あざした!
2009/06/10(水) 23:50 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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