福音、ふたりが幸せであるために（６）（R18)

　慎治の舌と唇と指が巧みに動き、緩急つけて歩の雄が扱かれる。溢れる唾液と共にじゅる、と音を立てて幹が吸い上げられると、込み上げる射精の予兆に歩は甘い吐息を零した。

「ん……、慎治さん、イっていい、の……？」
「ん……イけよ」

　こくりと頷いた慎治は、それを促すように歩に施す愛撫の速度を上げた。

「ぁ、慎治さ、イく……っ、っ、んっ」

　髪に埋めていた指先に力が籠もり、無意識下で慎治の頭を固定する。自ずと揺れる腰の動きに逆らわず、慎治の喉奥を緩く突き上げた。慎治の眉間に小さく皺が刻まれるのが歩の欲望を煽る。

　小さく呻きながら、歩は開かれた慎治の喉奥に、官能の迸りを吐きかけた。

「ん……、……」

　数度の痙攣と共に、最後まで精を吐き出す。歩が白濁を吐くたび、慎治は喉を鳴らしてそれを嚥下した。

　全てを吐ききって、全身の力を緩めた歩はようやく、いつの間にか掴んでいた慎治の頭を離し、その指で慎治の髪を撫でた。

「ありがと、慎治さん……」
「ん……」

　身体を折って、慎治に口付ける。慎治はどこかぼんやりと目を細め、小さく出した舌で歩の唇をそっと舐めた。

　慎治の身体を抱き締めると、慎治が僅かに力なく歩にもたれかかってきた。いつもの慎治と少し違うその様子に、歩は慎治を覗き込んだ。

「慎治さん……？」
「悪い歩、ちょっと、のぼせたみてぇ……」

　吐息と共に呟くように言葉を残し、慎治はそのまま目を閉じた。

「――え、慎治さん……？」

　抱き締めた身体を確かめるようにそっと揺すると、その身体は歩に揺すられるままにゆらゆらと揺れた。

「慎治さん？　……慎治さんっ」


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歩×慎治


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こんな【次回に続く】な終わり方ｗすいませ…orz
このRは投票に問わせていただいたエロとはまた別のRです(*´∀｀)