2ntブログ

そばにいるから。(8)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「ハルカ、……」
「……ん」

 抱き合って身体を添わせたまま、倉本が悠の髪を優しく撫でる。その甘い仕草に悠はゆっくりと、目を閉じる。

「俺、再来年にでも実家の……京都戻って自分の店出してぇと思ってんだけど……」
「今の店辞めて……?」
「ん、そう……ハルカ、高校卒業したら、俺と一緒に来ねぇ?」
「……え」
「お前もいずれ自分の店持ちてぇってならさ。俺と来れば立ち上げるとこから全部、その目で見れるし」

 倉本の手が悠の頬を包み、快感の余韻で潤む悠の目元を親指でそっとなぞる。

「ん……」
「それに何より」

 ごく柔らかく、キスが降ってくる。唇を数度食まれ、鼻先にもキスが落とされた。

「俺がハルカを、手元に置いておきてんだよな」
「修至さん、……」
「まだ少し先だから、ゆっくり考えてみてくれよ」
「ん……」

 悠は小さく頷いた。

「ちょっと寝てく?」
「ん、そうする……」

 目を閉じていても、倉本が微笑んでいるのが分かる。髪を撫でる優しい手に胸締め付けられながら、悠は眠りに落ちた。







「なーハルカ。お前どうすんの」

 学の部屋。机に突っ伏した学が口に入れたチュッパチャップスの白い棒を器用に口だけで上下に振りながら、一枚の紙をピラピラさせた。

「ん?」

 学のベッドに寝そべって雑誌を読んでいた悠は半身だけを起こして学を見た。




←7へ / →9へ
←1から読む


野田学について(*´∀`)

叔父:野田歩(あーちゃん)
父  :野田進
『野田学、10歳。好きな人がいます。 』

↑よろしければ合わせてドゾー



にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
↑ランキング参加中す。よければポチっと押してクダサイ
書く意欲に繋がってます。




悠が読んでる雑誌は何が良いか迷って結局決められずorz



コメント
【秘密でし(*´∀`)】拍手コメレスでしv【あざす(*´∀`)】
>o-iさんv

あいー実質プロポーズのつもりでテンチョさんはイってるんすけど
年齢的にピンとこない17歳、付いていったら本格的な付き合い、
くらいにしか思ってなす
テンチョ(´・ω・)カワイソス
ヤサシイだけじゃやっぱダメなんすw
そんなテンチョにゆくゆく宛がいたい相手は
テンチョのS部分がガッツリ出るような相手が良いなぁて思ってます(*´∀`)
どこをどうとってもハナさんとこのオサレ具合が出せないので
系列店とは誰も思えなすwwwwwwwww
ウチは場末のコーヒー専門店、くらいなノリでwwwwwwwworz

絶倫なところはせめてオソロで出せれば……あああああwwwwwww
2008/08/28(木) 21:44 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://gerberahybridblog.blog.2nt.com/tb.php/429-4a497cdc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © がっつりBL的。 All rights reserved. | 

 / Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ