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コイゴコロ、午後八時(6)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※性描写です(*´∀`) 18禁でおながいします。







 坂崎は陣内の肩に置いていた手をゆっくりと滑らせ、首筋を撫で、頬を撫で、手櫛で髪を梳くように指を髪に差し入れ、ゆったりと陣内の頭を両手で包んだ。すると陣内は、撫でる坂崎の手の動きに、心地良さそうに目を細めた。

「坂崎、……」

 情欲に潤んだ陣内の瞳。その瞳で坂崎を見上げながら、陣内が坂崎の下着の前をずらす。欲望に猛った坂崎の雄が露わになると、陣内は一度、コクリと喉を鳴らした。

 坂崎の猛りに陣内が片手を添え、舌先を幹の根元から先端まで、ゆっくりと滑らせる。濡れた舌先の微かな愛撫に坂崎の身体はどうしようもなく焦れた。

 自ずと腰が揺れる坂崎を目を細めて見上げていた陣内が、坂崎の先端を舌で包むように添わせて顔の動きを止めた。坂崎は僅かに陣内の頭を掴む指先に力を込めて陣内の舌に己を擦り付けた。

「陣内さん、口、いいんですか?」
「ん……」

 小さく頷くと、陣内は坂崎の尖端を口に含めた。

 温かい粘膜に包まれた先端は、もっと深くまで、と本能に訴える。緩く腰を前後させると、陣内は尖らせた舌先で坂崎を愛撫しながら、坂崎を吸い上げた。

「ああ陣内さん……イイ……」

 巧みに絡み付く舌に誘われて、坂崎の雄がまたどくんと脈打つ。

 腰の動きを少しずつ大きくすると、その度に坂崎を吸い上げる陣内の口端から水音の混じった淫猥な音が漏れ、その音が響く狭い部屋の空気が更に濃密なものとなる。坂崎の根元は、陣内が零した唾液でしっとりと濡れていった。

 陣内の手が坂崎を離れ、陣内自らスラックスの前を寛げる。そして濡れた坂崎の根元から潤いを掬い、陣内はその水気の乗った片手を背後から、下着の中へと差し入れた。




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石田・陣内・坂崎についてはコチラ→『コイゴコロ』




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