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09.白い肌を月明かりが照らし出した(4)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※18禁エリアです(*´∀`)







 榛名の指が根元まで収まると、榛名はゆっくりと指を抜き挿しした。痛みはない。それどころか、ざわざわと騒ぐ身体。榛名の指を包むように、背後が柔らかく収縮をくり返す。

「怜史の中、触ってみたかった……」

 嬉しい、と榛名が耳元で囁く。

「っ……、榛名さん、俺のカラダ、存分に愉しんで……俺を、悦くして」
「ん……怜史、好きだよ」

 空気をたくさん含んだ榛名の声。怜史の全身に染み渡る。不意に、榛名の指がくい、と曲げられた。

「っ、ぁ」

 思わず背が跳ねる。いつも榛名に同じ事をしていて知ってはいたものの、自分がその箇所に触れられてこんなに反応してしまうなんて思ってもみなかった。怜史はその羞恥に思わず腕で目元を覆った。

「怜史、可愛い……」

 榛名はそっとその腕を取り、怜史の目元にキスを落とす。鼻先で愛しげに怜史を愛撫しながらまた、体内の指がそこを掠めた。

「んっ、……」

 榛名の背に回した指先に力が籠る。熱い榛名の肌。食い込む怜史の指先に、それだけで榛名はあぁ、と官能の色を帯びた吐息を零した。

 怜史を宥めるようにキスを落としながら、榛名の指が左右に揺れて怜史の体内を拡げてゆく。榛名の指に背後が柔らかく馴染み出したのを見計らうように、できた隙間にもう一本、指が入り込んできた。

「は、……ぁ、榛名さん」
「怜史……いい顔」

 間違えば痛みに繋がりそうなその動きから与えられるのは、違和感よりも快感が大きい。榛名がきっと優しく、怜史を想って愛撫を施してくれているからだと思うと、怜史の胸が切なく疼いた。

 自分の体内が榛名の指を自ら悦い場所へと導こうと蠢くのを感じる。けれどももう、それを止めることはできなかった。




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怜史×榛名
『君と濡れたい10のお題 』




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コメント
(///∇//)テレテレ☆
愛が!
優しさが!!
溢れてますね~~(●´д`●´д`●´д`●)ポポポッ
あぁ~~エロスが漂ってる~♪
続きも楽しみです・・・乱されちゃって!!
2009/02/01(日) 17:25 | URL | 柚子季杏 #-[ 編集]
元ノンケの可能性は無限大☆
>柚子季てんてー(*´∀`)

今までずっとタチだったのは挿れる事しか知らなかったからなだけだから(*´∀`)
ウシロもガッツリ榛名にハメてもらえば(・∀・)イイ!と思うす(*´∀`)
榛名は穏やかになんでもコイなエロスキー(設定w)なので
媚薬チョコレートで本領発揮……したらイイなぁと思いつつ
あとは私(と私の筆力)の戦いになります(;´Д`)
愛イパーイで書けるよにがんがります(*´∀`)
こちらにもあざした!
2009/02/01(日) 23:48 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
【秘密拍手コメレスでし(*´∀`)まりがとんございます(*´∀`)】
>秘密拍手コメiさん(*´∀`)

眼球wwwww考えましたがこれはアリな気がw
榛名が触りたいと思っているかは分かりませんが
カラコン愛用者の榛名のマネして俺も、と買ってみるものの
怖くてコンタクトが入れられない怜史に
「挿れて(←)あげる」とブッスリと(違)
「ギャーッ!」

鼻は……どうでしょう愛撫の延長線上で鼻をペロペロしてて勢い余って
鼻の穴の中までペロペロ……してしまわないすかねwしませんかw
あとは尿道くらいでしょうかwそれもプレイとしてはアリな気がしますエヘ(*´∀`)
がんがれ榛名(*´∀`)なんでもオケなエロスキー(設定(*´∀`))
応援……してくだちぃwwwwwwww

2009/02/02(月) 11:05 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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