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十二月二四日、夜八時(9)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※性描写です。18禁でおながいします。


「……続けていんだろ?」

 キスの合間に慎治さんが訊くから、俺は黙って頷いた。鼻先と額にキスを落として、慎治さんがまた身体半分だけ俺の上にのし掛かる。

 さっきつけた痕の辺りをもう一度吸い上げてから、舌を這わせて胸の突起に辿り着く。舌先で突つかれると、腹がぴく、と震える。

「は……ぁ……」

 一度精を放った身体はどこも感じやすくて、脇腹を撫で下ろす慎治さんの手の動きにも翻弄されて背を撓(たわ)ませる。突起に軽く歯が立てられ、かと思えば舌先で弾かれる。もう片方も慎治さんの指で、摘まれ、押されてまた弾かれる。

「ぁっ、は、っ……んっ」

 自分のものとは思えない甘い声が耳に届く。時折俺を見上げる慎治さんの視線。目が合うととてつもなく恥ずかしくなる。俺はそれを遮るように両腕で目元を覆った。

「歩、顔隠すなって」

 窘められ、慎治さんが俺の腕を顔から外す。

「ぁ……、……」

 腕のやり場に困って、俺は何かを求めるように手を宙に泳がせた。すると慎治さんはまた上がってきて、俺を抱き締めてキスをした。俺は目を閉じてキスに応え、抱き締め返す事で俺の手は無事慎治さんの背に下ろす事ができた。

 舌を絡め合って、唾液を交換する。入り込んで来る舌を迎え入れ、そっと歯を立てる。上顎を撫でられると、甘く痺れて身体中の熱を呼び起こされる。俺の中に慎治さんの舌は確かにあって、与えられているのに奪われる感覚。

「ん……、っん……」

 明らかにいつもとは違う慎治さんの息遣い。クラクラして、頭に靄が掛かったように何も考えられなくなる。なのに身体だけは信じられないくらいに敏感で、背を撫でる慎治さんの手の動きにも息を詰まらせ身体が震える。

 糸を引いて唇が離れてゆく。俺は無意識でその唇を追って顎を上げた。そんな俺を慈しむように、慎治さんは俺のこめかみにキスをして、髪を撫でた。





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コメント
ダイジダイジされとる(*´Д`)~з
そらー10も下の彼氏のケツほれるとあっちゃ
大人の余裕+愛しさゆえの前戯・・・萌!!

唾液を交換…………っ
なんつー萌な表現ですかハァハァ
唾液でも日記でも交換しちゃってください(´∀`)σ
2008/02/01(金) 23:02 | URL | ハナ #ZJmJft5I[ 編集]
いや~いつになったら挿れられるんでしょうかwwwww
なんでこんなにねちっこく書いてしまうのか
自分でも分かりませんがなんかすごい楽しいです(苦しんではいますがw)
しかも慎チン一回イかされてはるしね
実は復活待ちだったりしてwwwwwww自分で言ってて嫌wwwwww
せっかくのファンタジーがダイナシwwwwww

この時代だからこそ日記を交換!
この二人なら似合いそう…
歩は普段喋らない分書いたら凄いかもだすなぁ…(ほわわん)
あ、またアッチの世界にイきそうに…wwwwww

いつもコメホントにありが蝶~~~v
2008/02/02(土) 00:25 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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