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にしがひがしに(5)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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 脱力して太一にのしかかる木戸の重みが愛しい。太一は目を細めて木戸の背を撫でた。

「木戸、まだ靴も脱いでへんやん」

 脱がせてぇな、と踵で木戸の膝裏辺りをコツコツ蹴った。

 そやな、と身体を浮かせた木戸が、その前に、とキスを落とす。

「ん……」

 目を閉じて木戸を味わう。一度だけだと思ったキスが、続けて二度、三度と落とされる。

「は……」

 仕上げとばかりに上唇を柔らかく吸い上げられて、それだけで息が上がり始めた。

「……木戸、靴……」
「ん……すまん、……キス止まらん……」
「んっ、ん……」

 小さく唇を開いて舌を差し出すと、すぐに木戸の舌に捕らえられた。強引な木戸の舌は心ごと太一の呼吸を奪い、空気が足りなくなった太一の思考はあっという間に霞んでしまう。キスを貪りながら、重なり合う身体。デニムの厚い布越しに触れ合う下肢。木戸は片手で太一の腿を引き上げて、唇を重ねたまま片方ずつ靴を脱がせた。

「んっ、は……」

 腰を揺らして自ら下肢を木戸に押し付ける。木戸の背中に腕を伸ばして、上衣の裾を捲り上げた。それが脇下辺りまで来た所で木戸が太一を手伝うように両肩と首を揃え、それを纏めて全部するりと脱いだ。

 木戸の肌に触れる。先週末は木戸が京都に帰ってきた。もちろんその時も二人裸で抱き合い、身体を繋いだ。たった一週間触れなかっただけなのに、切ない程に懐かしい。

 木戸が東京へ行ってしまってからまだ一か月。離れる直前もそうだったが、会う度「ヤりだめ」と称して動けなくなるまで繋がり、精を吐く。

 木戸は京都に三度帰って来たが、三度ともそのままビジネスホテルに入って実家には帰ってきた事を知らせていなかった。激しく求め合えば次までそれで我慢できると、最初は思っていた。けれどもそれは違う。木戸の身体とその身体から与えられる官能を知れば知る程、会えない夜身体は焦がれるばかりだった。



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木戸×太一につきましてはコチラ↓
『これで、卒業。』
『トモダチ、卒業します。』(R18)



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コメント
【あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!】拍手コメレス【ございマッスル】
>keyさんv

ありがとうございマスっ!
この3連休発熱による暴挙により
連投してしまいまんた(゚∀゚)アヒャ
この二人、こんな調子で遠恋持つんでしょうかw
つって別れたら余計にカラダがアレっぽいんで
それもないだろなーと思いつつ
実はまだ木戸が研修中で本配属が出てない段階なので
(研修長いな)(1~3ヶ月予定)(脳内w)
本配属、関西に戻してやろうかなーとも思ってますv
この話の終わりに本配属、辞令出す予定すv
(人事課→私wwwwww)
でも一度くらい太一を電話越しに泣かせてみたりしたいなぁ~
ほんわ~~~~あ~~~~
わー迷ってきますた!
でも司法試験受けるって言ってる人が
こんな事じゃぜったい次も落ちると思います!!!wwwwww

よろしければ生暖かく最後まで見守っていただけると
ウレシスです!!
コメありがとうございましたっ!



>Kさんv

どわーーーw色々分泌wwwwww夏すもんね!出ちゃいますよねw
りりりりん所ウッ間(うわ焦りの余りめっさミスタッチ)
臨場感とか!ああああありますか㌧でもねす
私のモノなど差し上げてもくくくクサイだけでwwwwwww
何のお役にも立たないと思いますorz
でででもウレシスなお言葉心に染み入ります(*´∀`)

あいーエンジン全開バリバリでやっとります!
ワリとゲンキなのに熱がカンカンです(゚∀゚)アヒャ
ゲンキすぎるからでしょうか……\(^o^)/オワタ
Kさんも病み上がり、暑さもこたえるかもしれませんが
どうぞお体お大事になさってくだちぃ

コメありがたしたっ(´Д⊂ヽ

2008/07/22(火) 14:54 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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