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にしがひがしに(9)(R18)

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※性描写です。18禁でおながいしますv



「太一、……」

 優しいキスで呼び戻された。薄く目を開くと、目元にも柔らかいキスが落とされる。

「ん……、……」

 一瞬、自分が置かれた状況を忘れて木戸のキスに酔う。

「太一、めっちゃ可愛い……」
「……ん、……ぁっ」

 背後に埋め込まれていた木戸の指が去って行く。その小さな摩擦にも身体が跳ね、太一は自分が意識を失くしていたという事を思い出した。

 力の入らない身体を反転させられて、ベッドに顔を埋めた。戒めは解かれないまま、腰を引き上げられる。時間を掛けて弄られ蕩けた背後に、木戸を感じたその瞬間、一気に木戸が押し入ってきた。

「あっ、あ、ぁっ、はっ、木、戸、木戸……んんっ」

 また押し寄せる波。抗う術を知らない身体はまた、太一を絶頂へと導いた。力の入らないはずの身体が硬直し、また意識に靄がかかる。

「はぁ、ぁ、っ、はぁ、ぁ……あっ」

 太一の硬直が解けるとすぐ、木戸は抽送を始めた。

「太一、すご……」
「ぁ、ぁ、は、ん、んっ」

 トロトロに溶けた身体。自分の形をした薄皮の下は臓器も骨も肉も、きっともう区別がないと思う程に。

 突き上げられ、揺すぶられる。身体がガクガクと震える。吐き出す事を許されないまま、何度も押し寄せる快感の波に飲まれた。

「太一、そろそろイく?」
「んっふ、っ、はっ、ぁっ」

 そろそろどころか、最初からイかせて欲しいと、乞い願っていたのに。それでもやっと開放が許される事に、全てを捨てて何度も首を縦に振った。

 木戸が、ずっと握っていた手をようやく緩めた。吐精を許可するように、太一の猛りをそっと握った。

「あ、も、やっ、木戸っ、んっ、んんっ……!」
「太一、すご、俺も、……っ、……っ!」

 身体の深いところで、木戸の迸りを受け止めた。木戸に押し出されるように、太一もその精を吐き出す。同時に何も、見えなくなった。





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『これで、卒業。』
『トモダチ、卒業します。』(R18)



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コメント
>「太一、すご……」

 ふぬー。
 かわいい……死ぬ…。
2008/08/17(日) 09:27 | URL | 如月久美子 #-[ 編集]
22歳、付き合って2ヶ月(*´∀`)
>如月さんv

うわーーーーあざすっ!!!!
タチタン、ウケのエロさに持ってかれてしまってますwwwwww
何度もイかされて死にそうと思ってる太一んですが
実は太一んがカワユスでキュンキュン死にそうと思ってるのは
木戸だったりwwwwwwww
(ハイィイイィ! 後付けすっ!)

そして如月さんのコメに持ってかれて
死にそうになってるのは(嬉しさで)
なにをかくそうこのわたくしめでございま……アッ――!!

今日もコメありがとうございました(´Д⊂ヽ
2008/08/18(月) 00:42 | URL | ベラ #mQop/nM.[ 編集]
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