2ntブログ

2008年07月

BL好きが書いた自作小説を短編・シリーズでぼちぼちアップしています。年下攻率高し。 18禁。
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※15禁くらいは、あると思います(@天津木村w)


「入って来れたのか」
「うん」

 俺は入館証をちら、と慎治さんに見せた。

「ここ教えてくれた女の人」
「んー?」
「俺の事知ってるっぽかった」

 おかっぱみたいな、と俺が説明すると、慎治さんはああ、と頷いた。


 いつもの紳士服売り場。俺は慎治さんの姿を探していた。

「あら」

 時々見掛ける女性店員が、俺の姿を見つけて声を掛けてきた。

「あ。……ども」
「巽さん?」

 俺は黙って頷く。

「今休憩入ったばっかりよ。入館証持ってるなら入れるよね、行ってくれば?」

 その女性店員は俺に入館証を出すよう言い、裏に入って休憩室へと続く通路を俺に教えてくれた。


「お疲れ様です」
「お疲れ」

 前回と同じ居酒屋。今日はもう少し小マシな店を、と穂積は別の店の目星を付けていたのだが、野田は「料理の味も悪くなかったし、前と同じ店で良いよ」と言った。結果再びホテル最寄りのこの店になった。

 駐車場の建設も着工され、足場が組まれた現場に穂積を伴って野田も赴いた。スーツ姿にヘルメットを被る野田のちぐはぐな姿は、野田の年齢とその童顔、そしてどこか純粋さを残すその内面の幼さを見ているようで、穂積の心は野田への愛しさで切なく音を立てた。


ハキダメのurajiさんから
バトン頂戴しますたーv

さー復習はしてきたー? あレッツラゴ。

『サイト名であいうえお作文バトン』

このバトンが回ってきた方は自分のサイトの名前であいうえお作文を作り、
どんなサイトかを紹介しましょう。


◆サイト名は? 

ほんわかBL的。


◆サイト名であいうえお作文をどうぞ!

んとにイイのかよ」
、イイよ」
りぃコトすっぞ」
まわねーよ。てか悪ぃコトって、なんだよ」
BACKからええと……挿入? とか」
LOVEがあるならどんなコトでもイイコトなんだって」
を得てるな」

「だから早くイイコトしよぜ」(←)


……ちょと苦しいすかwwwwww


◆本当はどんなサイト?

まぁ↑の通りなサイトだと思いますw
快感に従順なエロいウケが多いBL小説サイトだと思いますw


◆サイト名の由来は?

最初は読んでくださった方がほんわかして帰れるような
そんなサイト作りが目標でこのサイト名つけたw
それが今や……ごめんなたいw


◆お疲れさまでした。
最後にあいうえお作文を作って欲しい管理人さんのお名前をどうぞ!

今回ちょと週明けまで多忙につきアンカでおながいします!!




作文じゃなくなっちゃいましたが、こんな感じでどですか!!!
urajiさん、オモローなバトンありがとうございました!


※18禁的描写あります。よろすくおながいします。

 ――穂積。

 穂積が伝えたかった事はこういう事だったんだろうか。

 野田の、無意識の罪を引き受けると、穂積は言った。歩に代わって、穂積が野田を罰するのだと思ったその行為は酷く甘く、罰とはほど遠いものに感じられた。

「んじゃとりあえずカンパーイ。太一クンようこそ東京へ~」
「うわありがとー」

 全国にチェーン展開する居酒屋の一角。太一と木戸、そして中野の三人は、ビールの大ジョッキをガチ、と合わせた。木戸の勤める商社の同期で同じ独身寮にいる中野は、木戸の地元から木戸の友人である太一が遊びに来ると聞きつけて、夕食を同席したいと主張したとかで、とにかく太一とは初対面だった。

 夜、自宅のベッドに一人寝転がって野田は小さく息を吐いた。妻の優子は父の具合が悪いと息子二人を連れてさして遠くない実家へ泊まりがけで戻っている。小さい子供を二人連れてでは返って迷惑では、という野田の意見には、それでもいるだけで父が喜ぶから、と優子は答えた。今日、妻のいない偶然を、野田は感謝にも似た気持ちで安堵した。

 昨夜の事を反芻する。したたかに酔ったが、記憶は鮮明にあった。


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